ワーホリ後に就職できる?就活を有利に進めるポイントを解説

ワーホリ後の就職は甘くない?! 帰国後に就職を見つけるコツ

この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

国内留学を創業したU-GAKU(ユーガク)の代表。過去のオーストラリア留学、フィリピン留学、7カ国15都市の海外渡航歴、過去の留学参加者の声などを踏まえ相談会のカウンセラーとして日々、最高の留学体験を提供するため奮闘中です! 2013年よりフィリピン留学の代理店を運営、フィリピンへの渡航歴は20回以上、今もフィリピンへ年2〜3回の渡航はもちろん沖縄北谷、ニセコへ行き常に最新情報をお届けしています。


 

留学したい人

「ワーホリ後、就職できないって本当?」
「ワーホリが気になるけど就職が不安で踏み出せない」

こんな悩みに答えます。

結論から言うと、ワーホリによる海外滞在経験は、就活に有利だと思われがちですが、一概にそうとは限りません。

ワーキングホリデーを検討している社会人が気になることといえば、やはり帰国後のキャリアではないでしょうか。ワーキングホリデーは1~2年ほど海外で過ごすため、仕事を辞める人がほとんどですので、帰国後に就職できるのか不安を抱えている人も少なくありません。

この記事では、ワーキングホリデーからの帰国後の就活状況と合わせて、ワーホリ経験者が就活を有利に進める方法を解説します。ワーホリ後に就職を考えている方はぜひ最後まで読み進めてください。

この記事の内容
・ワーホリ後の就職がシビアな理由
・ワーホリ後の進路
・ワーホリの経験を就職で有利に活かす方法

 

ワーホリからの帰国後の就活状況はシビア

ワーホリによる海外滞在経験は、就活に有利だと思われがちですが、一概にそうとは限りません。
実際に、SNSやブログでは就職活動がうまく進まず、ワーホリ後に後悔している社会人の声が多く見られます。

ここでは、ワーホリ後の就活がシビアになってしまう理由を説明します。

企業は「ワーホリ=休暇」と考えている

ワーホリが評価されない理由のひとつに、「ワーキングホリデー=休暇」と考える企業が多いことがあげられます。
なかには、海外で遊んできただけと捉えられてしまうこともあります。

企業がワーホリ自体を評価しないのは、そもそもワーキングホリデービザの目的は「休暇」であるためです。
「ワーホリを経験した」という事実だけでは就活で評価されません。

履歴書上は空白期間がある

ワーホリ中は海外での就労が可能ですが、正社員ではないことがほとんどです。
滞在期間に制約があるうえ、日常会話程度の英語力では現地の正規雇用は難しく、カフェなどの飲食店でのアルバイトで働く方が多いからです。

アルバイトは基本的に職歴とみなされないため、履歴書では1年もしくは1年以上の仕事をしていない期間が生じます。
この点も、就活で不利になるケースがあります。

ビジネスで使える英語を身に付けられずアピールできない

英語力を高めるためにワーホリを選ぶ方もいますが、現実的には1年間海外で過ごしたからといって、英語がネイティブ並みに話せるようになれるわけではありません。

また、ワーホリ経験があるだけで、ビジネスで活用できる英語力があるとはみなされないことが多いようです。

確かに、ワーホリではネイティブ英語に触れる機会はありますが、滞在中に英語の勉強を疎かにしてしまうと、英語力は伸びないまま帰国することになります。
その結果、強みとなるはずの英語力をアピールできなくなってしまい、就活に活かせないのです。

ワーホリ後の進路

では、ワーホリに参加した人たちは実際どういう進路に進んでいるのでしょうか?
そのいくつかのケースをご紹介します!

ワーホリ経験を活かして転職する

社会人の大半の方は、帰国後に日本で就職活動をし、新しい仕事に就いていらっしゃいます。

海外生活で得た英語力や、現地で学んだ専門知識挑戦する行動力、などの経験を活かし、英語を使う仕事や、専門性が高い仕事出発前と全く異なる仕事に就職される方もいたりと、人それぞれです。

海外人事部、エアライン業界、外資系企業、日系企業の海外営業部門、外資系コンサルタントなど、海外経験を活かせる仕事は、日本にも数多くあります。
日本での社会人経験、そして海外生活で得た経験の2つを上手に活かすことができれば、帰国後の就職活動を成功させることができるでしょう。

前にいた会社に戻る

看護師や保育士などの専門職弁護士や医師、会計士など士業系の方は、帰国後も以前に務めていた会社や会社は違えど同じ職種・業種に戻ることが多いようです。
同じ会社や職業でも英語を使うポジションに挑戦したり、海外で得た経験を生かして仕事に取り組んでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
新しい価値観を得たからこそ、以前とは異なる仕事に対するやりがいや、目標を持って働く方が多いようです。

他の国へ留学・ワーホリに行く

ワーキングホリデー終了間近になると、英語力向上という1つの目標を達成していることから、「将来やりたいこと」や、「今の間に経験しておきたいこと」「海外でやり残したこと」ことなど、別の目標がはっきり見えてくるため、まだ海外で生活したいと考える方が多いようです。
そのため、さらなるステップアップを目指し、帰国という選択肢ではなく、専門知識を高めるために別の国に留学をしたり、他の国のワーキングホリデー制度を使い、さらに海外で仕事の経験を積むことに専念される方も多くいらっしゃいます。

現地で就職する

ワーホリした国でそのまま就職される方も、稀にいらっしゃいます。

しかし、英語力が飛躍的に伸びたとしても、現地で採用されるのはそう簡単ではありません。なぜならば、ローカル企業で働く場合、ライバルは英語が完璧にできるネイティブスピーカーになるからです。

難易度の高い海外での就職に挑戦したいと考える方は、ワーホリ制度を利用したインターンシップ・プログラムに挑戦してみるのもよいでしょう。海外ではインターンシップは主流な採用方法であり、英語力だけでなく、コミュニケーション能力や、仕事のスキルなどを証明することができるため、うまくいけば現地で採用されるチャンスがあります。
採用されなくとも、就職活動でアピールできる経験になるため、プラスの経験になることは間違いありません。

起業する

異なる国の方々との出会いや、現地で新しいことに挑戦した経験を生かし、起業される方もいらっしゃいます。
日本とは異なる経験をしたからこそ、以前では思い浮かばなかったアイディアが浮かび、ビジネスを始めたり、ワーキングホリデーでの生活をブログやSNS、YouTubeなどで発信し、フリーランスとして活動される方もいらっしゃいます。

ワーホリ後の就活で成功する人と失敗する人の違い

ワーホリ帰国後の就活はシビアではありますが、就活を有利に進めて成功させている方もいます。就活で成功する人・しない人の違いは、就活時のアピール方法にあります。

以下に、就職できない人と、就職できる人の違いをまとめてみました。

就職できない人

・ワーホリでなにを得られたのかわかっていない

・ワーホリ経験だけをアピールしようとする

・英語力ばかりをアピールしている

・英語力を生かせる仕事にこだわっている

就職できる人

・ワーホリでなにを得られたのかわかっている

・ワーホリ経験以外もアピールしている

・英語力以外もアピールできる

・英語力以外に就活の軸がある

このように、ワーホリ後に就活で成功する人は、語学力だけではなく、滞在先で培った異文化適応力や柔軟性、どんなことにも挑戦していくチャレンジ精神をアピールします。

その上でワーホリを通しての自己成長や学びを積極的に証明することと、継続的なキャリアプランニングが成功のカギを握っています。

ワーホリ後の就活を有利に進めるポイント

ワーホリ後の就活を成功させるためには、早い段階から就活を見据えて行動することがポイントです。
出発前に必要な準備や、滞在先での過ごし方を紹介します。

就活シーズンに合わせて留学スケジューリングを立てる

ワーホリから帰国後スムーズに就職活動を進めるなら、求人が増える2〜3月もしくは8〜9月に行動できるように渡航のスケジュールを組むのがおすすめです。

1年間のワーホリの場合、帰国して就活の準備に必要な期間を考慮すると、渡航は1〜2月もしくは7〜8月が良いでしょう。
帰国後すぐに就活を始められるよう、滞在先で企業研究や自己分析を済ませておきます。
逆に、帰国後じっくりと就活に取り組みたい場合は、上記よりも少し早めのタイミングでも良いでしょう。

ワーホリから帰国後スムーズに就職活動を進めるなら、求人が増える2〜3月もしくは8〜9月に行動できるように渡航のスケジュールを組むのがおすすめです。
1年間のワーホリの場合、帰国して就活の準備に必要な期間を考慮すると、渡航は1〜2月もしくは7〜8月が良いでしょう。

帰国後すぐに就活を始められるよう、滞在先で企業研究や自己分析を済ませておきます
逆に、帰国後じっくりと就活に取り組みたい場合は、上記よりも少し早めのタイミングでも良いでしょう。

目的・目標を明確にする

まずはワーキングホリデーに行く前に、目的と目標を明確にしておきましょう。
どの企業に面接する際も、必ずと言ってよいほど聞かれる質問です。
この答えが曖昧だと、やはり「遊びに行っていただけ」と考えられてしまう可能性が高くなってしまうことは、言うまでもありません。

目的と目標をしっかり定めていれば、それらを達成するためにどんな行動を取るべきかを考えることができます。
現地滞在中も、しっかり目的・目標達成のために何をすべきか考えてから行動していれば、帰国後の面接でも問題なく答えることができるでしょう。

積極的に行動する

就職活動の準備をスムーズに進めるため、滞在先では積極的に行動し、様々な経験を得ましょう。経験を通じて語学力の向上はもちろん、思考力や人間性も豊かになったりと、多方面での自己成長につながります。

短期・長期旅行から、現地ボランティアまで、ワーホリだからこそできる体験を重ねていきましょう。その際、メモや日記に行動内容や感想、学びなどを残しておくことが重要です。常に体験を言語化して残しておくことで、自分の考えに深みが出て、自己分析が捗ります。

留学の成果を形にする

英語力を証明できるものがなければ、面接で「英語で日常会話ができます。」と言ったところで、有利には働きません
そのため、就職活動でアピールするには、TOEICや英検などのスコアで英語力を証明する必要があります。
企業にもよりますが、日常業務で英語を使う外資系であれば一般的にTOEIC800点以上、準1級がアピールできるスコアと言えるでしょう。

渡航前にもテストを受け、どれくらい英語力を伸ばす必要があるのかを把握しましょう。
そして、帰国後のテストで、目標スコアが達成できたのか、ご自身の英語力がどれほど向上したのかを確認するとよいでしょう。

資格を取得する

「仕事を辞めて海外で遊んできただけ」と思われないようにするためにも、資格の取得は有効です。
帰国後に就きたい仕事にもよりますが、英語力テストだけでなく、J-SHINE(小学校英語指導者資格)や、TESOL(英語教授法)、TECSOL(児童英語教授法)、OET (医療英語に関する英語力判定テスト)などといった専門知識を証明する資格の取得に挑戦するとよいでしょう。
出発前に、帰国後に就きたい仕事を考え、どんな資格が必要なのかを把握し、滞在中に目標に向けて行動することで、就職活動に有利に活かすことができます。

海外インターンに挑戦する

ワーキングホリデーでは、海外で働くことのできる特別な制度です。
英語力や学歴など一定条件をクリアすれば現地企業で働くチャンスもあります。
とはいえ、滞在中に現地の企業に就職するのはなかなかの至難の技。

だからこそ、ビジネスインターンシップというプログラムを活用して、「履歴書に書ける」現地企業でのオフィス業務に挑戦するとよいでしょう。日本と異なる文化、そして英語という異なる言語の環境の中での業務経験は、英語力の向上だけでなく、帰国後の就職活動でのアピールポイントに繋げることができます。

まとめ

今回の記事では、ワーホリ後の就職の実態やワーホリ後の就職を有利に活かす方法について紹介しました。

冒頭でもお伝えしましたが、ワーホリ後の就職はとてもシビアです。
ですが、ワーホリ中の取り組み方次第ではワーホリ後の就職も難しくありません。

ワーホリ前に少しでも英語力を上げたい、ワーホリのいいスタートを切りたい!
そんな方はフィリピン留学がおすすめ!
安く効率的に英語が学びたい方にとってはとても良い選択肢です。

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この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

国内留学を創業したU-GAKU(ユーガク)の代表。過去のオーストラリア留学、フィリピン留学、7カ国15都市の海外渡航歴、過去の留学参加者の声などを踏まえ相談会のカウンセラーとして日々、最高の留学体験を提供するため奮闘中です! 2013年よりフィリピン留学の代理店を運営、フィリピンへの渡航歴は20回以上、今もフィリピンへ年2〜3回の渡航はもちろん沖縄北谷、ニセコへ行き常に最新情報をお届けしています。