フィリピンにワーホリはない!成功へ導く2カ国留学の費用と方法

この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

2013年より留学領域に携わり、セブ島の語学学校支援を起点に活動。自身の留学経験(フィリピン/オーストラリア)と海外10カ国15都市の訪問経験、留学相談650件以上の知見をもとに、留学を検討する方へ「人生を変える留学」を提案しています。 2013年以降、拠点(セブ島/ニセコ/沖縄/徳島/塩尻 ほか)への現地訪問は少なくとも40回以上。現場で学習環境・生活導線・サポート体制を確認し、公式情報・施設/学校の公表情報とも照合しながら、記事内容の正確性と最新性の担保に取り組んでいます。NPO留学協会 正会員。


 

フィリピンでのワーキングホリデーを検討している人もいるかもしれませんが、実際には制度が存在しません。
しかし、フィリピンをワーホリの準備期間として活用する「2カ国留学」が、その後の海外生活を成功させるための効果的な手段として注目されています。
この記事では、2カ国留学のメリットや具体的なプラン、必要となる期間や費用について詳しく解説します。
ワーホリ前のフィリピン留学については「ワーホリ前はフィリピン留学がおすすめ?(https://u-gaku.jp/media/philippines/philippine-study-abroad/)」で詳しく紹介しています。

目次

【結論】フィリピンと日本の間にワーキングホリデー制度はない

結論から言うと、2024年現在、日本とフィリピンの間にはワーキングホリデー協定は存在しません。
したがって、ワーキングホリデービザを利用してフィリピンに滞在し、働きながら生活することは不可能です。
インターネット上には関連情報があるように見えることもありますが、それはフィリピンでの語学留学を経て、他国へワーキングホリデーに行くプランを指している場合がほとんどです。

参考記事:外務省|ワーキング・ホリデー制度
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/working_h.html

ワーホリ成功の鍵はフィリピンでの事前準備!「2カ国留学」が最適な理由

ワーキングホリデーの失敗で最も多いのが、英語力不足で希望の仕事に就けないケースです。
そこで有効なのが、物価の安いフィリピンで集中的に英語力を高めてから、欧米圏へワーホリに行く「2カ国留学」というスタイルです。

留学前にフィリピンで英語の基礎を固めることで、現地での仕事探しを有利に進め、より充実したワーホリ生活を送るための土台を築けます。

格安のマンツーマンレッスンで英語の基礎を徹底的に固められる

フィリピン留学の最大の魅力は、欧米圏に比べて格安な費用でマンツーマンレッスンを豊富に受けられる点です。
欧米の語学学校ではグループレッスンが主流ですが、フィリピンでは1日に4〜6コマのマンツーマンレッスンが基本となります。
これにより、スピーキングの機会が圧倒的に増え、個々のレベルや弱点に合わせた指導を受けられるため、英語初心者でも短期間で効率的に基礎力を向上させることが可能です。
フィリピン留学の特徴・メリットについては「フィリピン留学の特徴とメリット(https://u-gaku.jp/country-philippine/info/feature/)」で詳しく紹介しています。

欧米圏に行く前にスピーキング力とリスニング力を集中的に強化できる

マンツーマンレッスンが中心のフィリピン留学では、講師と1対1で対話し続ける環境が自然と作られます。
そのため、英語を「話す・聞く」能力、つまりスピーキング力とリスニング力が集中的に鍛えられます
ワーキングホリデー先での仕事探しや日常生活では、この2つのスキルが特に重要になります。

欧米圏に行く前に会話への抵抗感をなくし、実践的なコミュニケーション能力を身につけておくことで、スムーズに現地生活へ溶け込めます。

ワーホリの仕事探しに役立つ履歴書作成や面接対策も学べる

フィリピンの語学学校の中には、ワーキングホリデー渡航者を対象とした専門コースを提供しているところも多くあります。
これらのコースでは、基本的な英語学習に加え、英語での履歴書(レジュメ)の書き方、模擬面接、仕事の探し方といった、ワーホリに特化したスキルを学べます。
留学後の仕事探しを具体的にサポートする内容が含まれており、実践的な準備ができる点も大きなメリットです。

【目的別】ワーホリ準備に最適なフィリピン留学の推奨期間

フィリピンでの準備留学を成功させるには、現在の英語レベルと目標に応じて適切な期間を設定することが重要です。
一般的に、英語初心者が日常会話レベルに達するには3ヶ月程度、すでにある程度の基礎がある人が実践力を高めるには1〜2ヶ月が目安とされています。
自身の目的を明確にし、無理のない学習計画を立てましょう。

【3ヶ月プラン】英語初心者から日常会話レベルまで引き上げる王道コース

英語学習の初心者が短期留学を検討する場合、3ヶ月の期間は段階的な学習に適している可能性があります。最初の1ヶ月で基礎文法や単語を学び、2ヶ月目でスピーキングとリスニングに注力し、3ヶ月目には日常会話やワーホリ準備に特化した学習を進めることができるでしょう。この期間の学習を通じて、基本的なコミュニケーション能力の向上を目指せます。フィリピン留学のおすすめ期間については「フィリピン留学は飽きる?英語初心者のおすすめ期間(https://u-gaku.jp/media/philippines/bored/)」で詳しく紹介しています。

【1~2ヶ月プラン】基礎固めと実践準備を効率よく進める短期集中コース

既にある程度の英語の基礎知識がある人や、長期の休みが取れない社会人には、1〜2ヶ月の短期集中コースが適しています。
このプランでは、マンツーマンレッスンを活用して自分の弱点を集中的に克服し、スピーキングのアウトプット量を増やすことに重点を置きます。
短期間であっても、英語を話すことへの抵抗感をなくし、ワーホリに向けた実践的なスキルを磨くことが可能です。

フィリピンでの準備留学にかかる費用の内訳と期間別シミュレーション

フィリピン留学の費用は、学費、滞在費、食費がパッケージになっている場合がほとんどです。
これに加えて、往復航空券、海外旅行保険、ビザ関連費用、そして現地での生活費が必要となります。

滞在する期間や学校の設備、部屋のタイプによって総額は変動します。

フィリピン留学1ヶ月でかかる費用の目安

フィリピンに1ヶ月留学する場合の費用は、合計で約25万円から50万円が目安です。内訳としては、学費・滞在費・食費が15万円から35万円程度、その他に航空券代、保険料、ビザ費用、現地での生活費などがかかります。欧米留学と比較すると、この費用で密度の濃いマンツーマンレッスンが受けられるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

フィリピン留学3ヶ月でかかる費用の目安

ワーキングホリデーの準備として3ヶ月間の留学を検討する場合、国や地域、個人の状況によって費用は大きく異なりますが、費用の目安として100万円から200万円程度を準備すると安心です。内訳としては、学費、滞在費、食費などで40万円から75万円程度を見込むと良いでしょう。3ヶ月の期間があれば英語力の向上が期待でき、その後のワーキングホリデーでの収入を考慮すると、自己投資としての価値は十分にあります。

費用を抑えたい場合は、相部屋を選択したり、航空券の安い時期を狙ったりする工夫が有効です。

ワーホリの代わりにフィリピンで働きながら滞在する3つの方法

ワーキングホリデー制度はありませんが、フィリピンで働きながら滞在する方法はいくつか存在します。
ただし、いずれの方法もワーホリのように誰もが気軽に利用できるものではなく、特定のスキルや目的が必要です。
主にインターンシップ、現地採用、長期語学留学の3つの選択肢があり、それぞれ取得すべきビザの種類が異なります。
働きながらのフィリピン留学については「働きながらフィリピン留学?安く長期滞在する方法https://u-gaku.jp/media/philippines/studyabroad-duringwork/)」で詳しく紹介しています。

現地企業で実務経験を積む有給・無給インターンシップ

日系企業や外資系企業が、学生や若手社会人向けにインターンシップの機会を提供しています。
職種はIT、観光、語学学校スタッフなど多岐にわたります。
無給の場合が多いですが、滞在先や食事を提供されるケースもあります。

インターンとして働くには、特別就労許可(SWP)や、長期間の場合は就労ビザが必要になるなど、企業側のサポートと適切なビザ申請が不可欠です。
フィリピン・セブ島での起業体験インターンシップについては「フィリピン・セブ島の起業体験インターンシップ(https://u-gaku.jp/country-philippine/intern/)」で詳しく紹介しています。

専門スキルが求められる現地採用での就労ビザ取得

コールセンターの日本語サポートや、IT関連の専門職など、特定のスキルを持つ人材は現地採用の可能性があります。
正式に雇用される場合は、企業がスポンサーとなって就労ビザ(9gビザ)を申請します。

このビザの取得は手続きが複雑で時間もかかるため、企業側にとって相応のコストと手間がかかります。
そのため、誰でも簡単に就職できるわけではなく、高い専門性が求められるのが一般的です。

学生ビザで合法的に滞在しながら学ぶ長期語学留学

フィリピンで働きながら滞在するわけではありませんが、長期で滞在する方法として語学留学があります。
フィリピンの語学学校に通う外国人は、滞在期間にかかわらず、特別就学許可(SSP)の取得が義務付けられています。SSPは学生ビザとは異なり学習許可証であり、SSPのみでのアルバイトなどの就労活動は認められていません。SSPを取得することで、合法的に長期間フィリピンに滞在し、英語学習に集中できる環境が得られます。

渡航前に確認必須!フィリピンで安全に生活するための注意点

フィリピン、特に留学生に人気のセブ島などはリゾート地として知られていますが、日本と同じ感覚で生活できるわけではありません。
安全に楽しく過ごすためには、現地の治安や衛生環境、物価について正しく理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。

渡航前に基本的な注意点を確認し、リスク管理を徹底しましょう。
フィリピン・セブ島での生活については「フィリピン セブ留学での生活(https://u-gaku.jp/country-philippine/life/)」で詳しく紹介しています。

治安が良いエリアと避けるべき危険な場所

フィリピンの治安は、エリアによって大きく異なります。
セブ島のマクタン島やセブシティのITパーク周辺など、リゾートホテルや富裕層が多く住むエリアは比較的安全です。
一方で、スラム街や夜間のダウンタウンなど、避けるべき危険な場所も存在します。

外出時は貴重品を目立たないように持ち、夜間の一人歩きは避ける、スリや置き引きに常に注意するなど、基本的な防犯意識を高く持つことが重要です。

飲み水や食事で体調を崩さないための衛生管理

衛生環境が日本と異なるため、飲み水や食事には注意が必要です。
水道水は絶対に飲まず、必ずミネラルウォーターを購入してください。
レストランの氷にも注意が必要です。

屋台の食事は魅力的ですが、衛生状態を見極め、必ず加熱処理されたものを選ぶようにしましょう。
慣れない環境で体調を崩さないよう、整腸剤などの常備薬を持参すると安心です。

想像より安い?現地のリアルな物価と生活費

フィリピンの物価は日本に比べて非常に安いのが特徴です。
特に交通費(タクシーやジプニー)やローカルな食堂での食費は格安で、生活費を抑えることができます。
ただし、ショッピングモール内のレストランや輸入品、観光客向けのサービスは日本と変わらない価格帯の場合もあります。

留学費用とは別に、交際費や娯楽費として1ヶ月あたり2〜3万円程度の生活費を見込んでおくと良いでしょう。

フィリピン ワーホリに関するよくある質問

ここでは、フィリピンでのワーキングホリデーや、その準備としての2カ国留学に関してよく寄せられる質問にお答えします。

英語力が全くなくてもフィリピン留学からワーホリを目指せますか?

はい、目指せます。
フィリピン留学は、英語力が全くない初心者の方にこそ最適な環境です。
個々のレベルに合わせて基礎から学べるマンツーマンレッスンが中心のため、着実に英語力を伸ばせます。

ワーホリに必要な最低限のコミュニケーション能力を身につけるための最初のステップとして、非常に効果的です。

フィリピン留学後のワーホリ渡航先として人気の国はどこですか?

オーストラリアとカナダが特に人気です。
両国はワーホリ協定国の中でも時給が高く、多様な仕事の機会があることから選ばれています。

特にオーストラリアはフィリピンから地理的に近く、時差も少ないため、準備留学先からの移動がスムーズという利点もあります。
多くの語学学校で、これら2カ国へのワーホリ準備コースが提供されています。

30代でもフィリピン留学を経てワーホリに行くことは可能ですか?

はい、可能です。
フィリピン留学自体に年齢制限はありません。
ワーキングホリデービザの申請年齢は渡航先国によって異なり、多くは30歳までですが、国によってはそれ以上の年齢でも可能な場合があります。

そのため、年齢制限に間に合うよう計画的にフィリピンで英語を学び、ワーホリに挑戦する30代の方は多くいます。
保育士のワーキングホリデーについては「保育士がワーホリ?キャリアの活かし方を徹底解説!(https://u-gaku.jp/media/philippines/childcare-workingholiday-carrer/)」で詳しく紹介しています。

まとめ

フィリピンと日本の間にワーキングホリデー制度は存在しません。
しかし、オーストラリアやカナダなどでのワーホリを成功させるための準備期間として、フィリピンで語学留学を行う「2カ国留学」は非常に有効な選択肢です。
物価の安さを活かした格安のマンツーマンレッスンで集中的に英語力を高めることで、ワーホリ先での仕事探しや生活を有利に進めることができます。

自身の目的や予算に合わせた留学プランを立て、計画的に準備を進めることが重要です。

 

この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

2013年より留学領域に携わり、セブ島の語学学校支援を起点に活動。自身の留学経験(フィリピン/オーストラリア)と海外10カ国15都市の訪問経験、留学相談650件以上の知見をもとに、留学を検討する方へ「人生を変える留学」を提案しています。 2013年以降、拠点(セブ島/ニセコ/沖縄/徳島/塩尻 ほか)への現地訪問は少なくとも40回以上。現場で学習環境・生活導線・サポート体制を確認し、公式情報・施設/学校の公表情報とも照合しながら、記事内容の正確性と最新性の担保に取り組んでいます。NPO留学協会 正会員。