【実体験】看護師が留学した後に考えているビジョンとは

【実体験】看護師が留学した後に考えているビジョンとは

この記事を書いた人
TsutsumiMadoka

私立看護大学卒業後に東京の某急性期病院の看護師として4年間勤務。現在はU-GAKUのスタッフとして、現地の生徒のマネージャーとWebライターをしています。医療の専門知識、フィリピン留学、語学学校の学生マネージャーのキャリア経験を活かした記事を作成できるよう、日々奮闘中です!将来はオーストラリアでアシスタントナースとして働き、世界一周する予定です!


 

「看護師が留学を決めることは最近よく耳にするようになったけど、その後のキャリアはどうなってているの?」「帰国後に再就職できるかわからない」

 

そう言った不安や疑問はこの記事で解決できます!

 

結論から言うと、留学後のキャリアはたくさんあります!!

なぜならば、留学後に英語を話せるようになることで、海外キャリアの可能性も広がるからです。

当記事では、看護師など医療従事者の方の留学後のキャリアに関する情報、更に留学に対するメリットやデメリットも紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください!

日本で看護師として働いた経験があり、実際に海外でのキャリアを歩んでいる私が実体験を交えて解決します!

 

看護師が留学した後の選択肢

看護師が英語留学後のキャリア選択肢は、個人の趣味や目標に応じて異なります。自身のスキルと情熱に合った選択肢を検討し、キャリアを築いていくことが大切です。

 

日本に帰国し看護師として働く

日本に帰国後は、英語を話せる看護師として仕事をすることができます。

 

  • エアポートナース

大きな空港の医務室で働く看護師です。国際便が離着陸するような大きな空港は長時間のフライト後のDVTなど体の不調を訴える人も少なくありません。そんな旅行客に緊急時のトリアージをしたり、一時的な処置を施すのがエアポートナースの主な仕事です。

 

  • シップナース

客船に医療スタッフとして仕事をする看護師のことです。

長期間の船旅には体調が悪くなったときに対応するスタッフが24時間体制で必要になります。仕事の内容は救急時のトリアージ、簡単な創傷処置、与薬、医師の治療の介助などです。

 

  • 外資系企業の産業ナース

産業ナースは従業員の健康管理を行うことです。具体的には就業時間に体調の不調を訴えた人の対応をしたり、従業員の健康診断の結果をフォローアップをします。

特に外資系の大きな会社では、日本語を話せない従業員もいるので英語ができるスキルは強みになります。

 

日本に帰国し、看護師以外で働く

看護師の免許があるからといって、必ず看護師に戻る必要はありません。海外で違う価値観や働き方を見ることで、他に挑戦してみたい職業も見つかる方もいます。以下は、看護師のスキルも活かした職業をあげています。

 

  • 看護教育者

英語留学を通じて看護の知識やスキルを高めた看護師は、看護教育機関で教育者として働くことも考えられます。学校や大学で看護学の講師として教鞭をとることで、新たな看護師の育成に貢献できます。

 

  • 国際援助組織

国際援助やボランティア団体での仕事も、英語留学後のキャリアの一環として選択できます。看護師としてのスキルを活かして、国際的なヘルスケアプロジェクトに参加し、世界中の人々に対して医療支援を提供することができます。

 

  • 看護研究者

英語留学を終えた看護師は、看護研究や臨床研究の分野で研究者としてのキャリアを追求することもできます。看護実践の向上に貢献し、新しいケア方法やプロトコルの開発に取り組むことができます。

 

  • 翻訳・通訳

看護師が英語留学を経てバイリンガルになることで、医療関連の翻訳や通訳の仕事を検討することもできます。医療文書やコミュニケーションの円滑化に貢献する役割を果たします。都市部での需要は高いです。

 

他の国に移住する

これまでの留学で学んだ英語力や行動力によって、海外移住を目指す看護師もたくさんいます。以下は、他の国に移住後の看護師はどんな道に進んでいるのかを紹介します。

 

  • 国際的な医療チームやボランティア

国際的な医療チームやボランティア活動は、世界中でさまざまな形式で存在し、健康維持、医療支援、教育、緊急援助などの分野で活動しています。以下に、国際的な医療チームやボランティア活動の一般的な例をいくつか紹介します。

・医療ミッションチーム

・赤十字・赤新月社などの国際組織

・国境なき医師団

・教育プログラム

・緊急医療応援

・プロジェクトボランティア

 

  • 現地の人と結婚する

国際結婚をすると、ビザの心配もなくなります。個人的なイメージでは、日本人女性はオーストラリア人男性にとても人気があるそうです!!

 

  • 留学エージェントのコンサルタント、ライターなどの看護師以外の仕事

 

看護師が留学した後のメリット

留学はとても刺激的な毎日です。英語力の向上はもちろんのこと、たくさんの出会いによって得られるたくさんのメリットがあります。

 

言語スキルの向上で価値観が変わる

留学先で言語環境に浸ることで英語のスキルが向上します。そして世界中でコミュニケーションがとれるようになります。それにより、以下のようなたくさんのメリットがあります。

 

  • 学問や文化、情報など理解できるものが増える
  • 海外の人との出会いにより、価値観が変わる
  • 海外旅行をもっと楽しめるようになる
  • 海外からの患者さんと効果的なコミュニケーションを取ることができる

 

今までの自分の「当たり前」が、海外の人の文化や価値観によって変化するきっかけになるかもしれません。それは自分自身の価値観や人生観を変えることができる成長にも繋がります。

 

行動力がつく

普段から看護師は、日常から重要な判断を迫られることが多い仕事です。そのため、判断力と行動力がある方が多い印象です。留学によって、その行動力にさらに磨きがかかります。いくつか私の体験談を交えて、例を挙げてみます。

 

  • 勉強の時間を習慣的に作るようになる

:看護師時代は、毎日疲れ果てて帰宅していたため、毎日は勉強時間を作ることができませんでした。留学を通じて、もっと多国籍の友人とたわいのない会話ができるようになりたく、毎日習慣的に勉強ができるようになりました!

  • 外交的になる

:海外の人と比較すると、日本人の性格は内向的と言われています。フレンドリーな多国籍の友達と一緒にいることによって、積極的に周りの人に話しかけられるようになりやすいです!

  • 今後のビジョンを考えながら逆算して行動する

:国際的なキャリアの情報も生徒間や教師から入手することもできます。それにより、今後の方向性について自分と向き合い、行動計画を考えることができます。実際に私が留学していたときは元看護師の留学生が多く、よく情報交換をしていました。

 

小さなことでも困難を乗り越えていくごとに成功体験ができ、行動力がつきます。留学を決断することも簡単ではありませんが、そのことも一つの大きな行動です。その行動による経験から自信を持てるようになるのも留学のメリットです。私も留学により、国際的なキャリアにも挑戦する自信を持つことができました!

 

看護師が留学した後のデメリット

看護師が仕事を辞めて留学することはメリットだけではありません。以下のようなデメリットを、私の体験談を交えて紹介します。

 

費用がかかる

留学には学費、生活費、ビザ申請費用などがかかります。この費用は決して安くはありません。また滞在期間や学校、プログラムによっても変わってきます。以下は、一番留学費用が安いと言われているフィリピン留学にかかる費用の一例です。看護師の方が多く受講されるIELTSや医療コースのプログラムは、フィリピンの語学学校の中でも比較的値段は比較的高めです。

 

  • 学費(語学学校:月約30ー40万円)

学校やプログラムによって異なりますが、医療英語コースやIELTS英語コースの場合、月に約30ー40万円になることがあります。大学留学の場合、学位プログラムの学費は通常高くなります。

  • 現地生活費、寮費(月10〜15万円)

生活費は滞在期間と生活水準によって変動します。これには食事、宿泊、交通、娯楽、医療費などが含まれます。

  • ビザ料(1ヶ月の場合無料)

留学ビザを取得するために必要なビザ料がかかります。ビザの種類によって異なります。

  • 保険料(0円〜2万円)

 健康保険は留学生にとって重要です。保険プランとカバレッジによって費用が変わります。

  • 航空券(約8万円)

 フィリピンへの航空券も費用の一部です。出発地や時期によって価格が異なります。

 

看護師が行う留学は、オーストラリアでアシスタントナースの専門学校へ入学したい、国際看護師の資格取得を目指したい、日本で外国の患者さんと英語でコミュニケーションが取れるようになりたいなど、目的によって学ぶ機関が変わってきます。念の為学校以外にかかる費用は高めに見積もっておくと安心です。

 

臨床経験のブランクができる

一度臨床現場から離れることにより、再度臨床現場に戻ることができるか不安になりますよね。留学中は看護師の実務経験を積むことは難しいので、一時的な中断が生じます。看護師にとって看護技術は臨床で常に使い続けることで維持・向上できます。看護師にとってブランクは、留学を決断する際に不安になる要素の一つです。

 

しかし、日本の看護師免許はずっと有効であり、制度上に全く問題はありません!看護師が留学することにより、もう日本で働けない、なんてことはありません。

私自身も、留学によって一時的に職場を離れると看護技術を使わない期間ができるため不安はありました。またもし臨床現場に戻る機会ができたら、復習をして一つ一つ学び直して、なんとかなると思っています!私の看護師の友人も、留学後に日本に帰国し臨床現場に戻っていましたが、全然大丈夫そうでした。

 

家族や友人と離れ離れになる

留学中、家族や友人、恋人と離れることにより、寂しさや孤独を感じる人が多いです。実際にホームシックになっている友人もいました。私はホームシックにはならずに楽しく留学生活を過ごしていましたが、やはり時々日本の家族や友人が恋しくなる時もあります。その時の対策として、以下のことをしていました。

 

  • 家族や友人と頻繁に連絡をとる

:LINEのビデオ通話やメッセージを毎日していました!このことが、留学中の一番のストレス発散にもなっていたのかもしれません。

  • 新しい友達を作る

:留学には一人でくる人が多いです。そのため同じ心境である友達が多い印象でした。留学先の友達や現地の新しい友達と、放課後や休日を一緒に過ごすことにより、ホームシックの寂しさを紛らわせることに役立ちます。

  • 地元の食事や習慣

:留学先で地元の食事や文化を楽しむことにより、新しい環境に適応しやすくなります。地元のレストランやイベントに参加して、新たな経験を積んでみましょう!

  • ホームシックの感情を受け入れる

:ホームシックは一時的な感情で、時折誰でも訪れます。感情を抑え込むのではなく、受け入れましょう。時間が経つにつれてやわらぐことがあります。留学先のカウンセラーなどに相談してみるのもいいですね。

 

留学による寂しさは、新しい環境に適応するプロセスの一つです。どんどん周りの人を巻き込んで、留学を楽しめるよう工夫をしてみましょう!

 

まとめ

今回の記事では、まず看護師の留学後のその後のキャリアについて紹介し、看護師が留学をするメリットとデメリットについても紹介しました!

看護師を辞めて海外へ飛び立つ一歩はとても勇気がいります。私もそうでした。4年間病院で勤務し、退職の意向を上司や家族に伝えた時に、とても心配され、中には反対した方もいたことを覚えています。確かに留学する前は、本当に留学するべきか、上司のようにこのまま大きい病院でキャリアを積むべきではないのかと沢山悩みました。ですが、このような自分の疑問と向き合い、自分の後悔しないライフプランを考えた結果、留学をして英語を学ぶことを決断しました。実際に留学を通じて、海外の方とコミュニケーションが取れるようになり、沢山の文化や価値観に触れ、格段に自分の視野が広がったと感じることができました。はじめの一歩さえ前進できれば、日本では決して得られない一生分の貴重な体験ができると思います。フィリピン留学を通じて、英語力の強化はもちろんのこと、是非その国の文化や暮らし、人柄などから沢山の価値観を吸収していただける人が1人でも増えたら嬉しいです!

また、「看護師留学に行きたいけど、英語力や費用が心配…」という方には、U-GAKUの国内留学がおすすめです。国内留学は、日本にいながらも英語漬けの環境で、英語力を上げることができるんです!看護師をしながら国内留学で費用を抑え、ガッツリ英語を学んだ後に、留学にいくという選択肢もあります。

 

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TsutsumiMadoka

私立看護大学卒業後に東京の某急性期病院の看護師として4年間勤務。現在はU-GAKUのスタッフとして、現地の生徒のマネージャーとWebライターをしています。医療の専門知識、フィリピン留学、語学学校の学生マネージャーのキャリア経験を活かした記事を作成できるよう、日々奮闘中です!将来はオーストラリアでアシスタントナースとして働き、世界一周する予定です!