留学したい人
マレーシアのおすすめのローカルフードが知りたい!
こんな悩みに答えます。
結論から言うと、多民族国家であるマレーシアには、大きく分けてマレー系、インド系、中華系の3つの料理があり、民族の味を受け継ぐ本格的な料理や互いに融合して生まれた料理など、バラエティに富んだ味が楽しめます。
この記事では、マレーシアの基本情報、マレーシア料理の特徴、マレーシアの3大料理とその代表的な料理、マレーシアで人気なドリンク・デザートをご紹介するので、少しでも気になる方は最後まで読み進めてください。
・マレーシア料理の特徴
・マレーシアの3大料理とその代表的な料理
マレーシアってどんな国?まるっと解説!
マレーシアって聞いたことはあるけど、詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか?
以下で、マレーシアの基本情報を簡単にご紹介します。
東南アジアの中心に位置するマレーシアは、マレー半島とボルネオ島の一部から成り立っています。
国土の広さは、日本の面積の約9割で、人口は日本の4分の1。
熱帯雨林気候で年間を通じて日中平均気温は27~33℃という暖かい気候が広がっています。
マレーシアの最大の特徴は、異なる民族が共存する多様性です。
東西交易の中継点という地理的な要因から、様々な民族が存在し、マレー系が約6割、中国系が約3割、インド系が約1割といった多民族国家となっています。
首都クアラルンプールをはじめ都市部は近代的ですが、美しい海や砂浜、熱帯雨林などの大自然も広がっています。
以下に、マレーシアの基本情報を1つの表にまとめています。
面積 | 約33万平方キロメートル(日本の面積の約9割) |
人口 | 約3,200万人(日本の人口の約4分の1) |
首都 | クアラルンプール |
民族 | マレー系(約6割)・中国系(約3割)・インド系(約1割)、先住民族 |
言語 | マレー語、中国語、タミール語、英語など |
気候 | 熱帯気候 |
宗教 | イスラム教、仏教、ヒンドゥ教、キリスト教など |
マレーシア料理の特徴
マレーシアは前述した通り多民族国家であるため、一口にマレーシア料理と言っても、様々な種類が存在します。
以下で、マレーシア料理の特徴を軽くご紹介しますね。
まず、マレーシアには、「マレー料理」、「インド料理」、「中華系」の3大料理があり、各民族それぞれに独自の料理の料理があります。
それぞれの料理の特徴を下の表にまとめています。
3大料理 | 特徴 |
マレー料理 | ココナッツやスパイス、ハーブを贅沢に使った辛さのある料理が多いのが特徴。辛味、酸味、甘味のバランスが絶妙。 |
インド系料理 | ココナッツを使用した豆や野菜を使用した南インド料理が多く、北インド料理はスパイシーな肉料理が多い。 |
中華系料理 | 福建や広東料理が多いが、マレー風やインド風など、他文化の料理から影響を受けてマレーシアで独自に発展した料理もある。 |
3大料理の他にもニョニャ料理と呼ばれる料理もあります。
ニョニャ料理は、中華料理の食材にマレー人女性が香辛料を加え、独自のスパイスをブレンドした料理です。
見た目は中華でありながら、ピリッと辛くて甘みのある味わいが特徴です。
ココナッツミルク、レモングラス、ウコン、トウガラシ、サンバルなどのアジアのスパイスが見事に調和し、独自の風味を楽しむことができます。
また、マレーシアの人口の約6割がイスラム教徒であることから、ハラル料理が根付いています。
ハラルは許されたものを指し、イスラム教の教えに従って調理された料理が含まれます。
野菜、魚、果物、卵、牛乳などが使用され、豚肉やアルコールは避けられます。
マレーシアの3大料理と代表料理を徹底解説!
次に、以下で、マレーシアの3大料理である「マレー料理」、「中華系料理」、「インド系料理」の代表的な料理について詳しく解説していきます。
マレー料理
マレー料理は、ココナッツミルクをよく使用し、唐辛子、パンダンリーフやターメリックなどのハーブ、タマリンドなど豊かな香辛料をふんだんに使っているのが特徴です。
基本的に、ご飯と食べるため、じっくり時間をかけて煮込み、コクの深い味の料理が多いです。
また、マレー人はイスラム教徒が多いため、料理に豚肉と酒を使わない「ハラル」の調理法に則っています。
マレー料理の代表的なものとして、サテー、ナシゴレン、ナシレマ、ラクサが挙げられます。
サテー
引用元:Wikipedia
屋台料理の定番なのが、サテー。
レモングラスやターメリックなどの香辛料に漬けた肉を、串に刺して炭火で焼いたマレー風の串焼きです。
甘辛のピーナッツソースを付けて食べるのが特徴。
鶏肉が一番定番ですが、牛肉、羊肉のサテーも人気です。
ナシゴレン
引用元:マレーシア留学チャンネル
ナシ=ご飯、ゴレン=炒めるで、つまりはチャーハンのこと。
ブラチャンやサンバルなどで炒めたご飯に、目玉焼きやえびせんなどを添えたスパイシーなチャーハンになっています。
店によって具や味つけはさまざまですが、唐辛子で辛くするのが主流です。
目玉焼きと混ぜ、唐辛子醤油で辛味を加えながら食べるのがマレー流です。
ナシレマ
引用元:マイ大阪ガス
マレーシアの国民食と言えるのが、ナシレマ。
ココナッツミルクで炊いた香りのいいご飯に、サンバル(チリソース)を混ぜて食べます。
小魚やフライドチキン、ゆで卵、ピーナッツ、きゅうりなどを1枚のお皿に盛りつけられているのが一般的です。
栄養バランスのとれた、体にいいメニューになっていて、マレーシア人の朝食には欠かせません。
ラクサ
引用元:世界の食べ物用語図鑑
ラクサは、辛く酸味の効いたスープの麺料理です。
基本的には米の麺を使用し、スープは地域によって魚介ダシ、カレー、ココナッツ風味など多彩なバラエティーがあります。
例えば、ほどよい酸味と辛味が特徴の魚スープのペナンラクサ、まろやかなココナッツミルクが特徴のニョニャラクサ、ココナッツカレーのスープが特徴のカレーラクサなど、地域によって様々なご当地ラクサが楽しめるので、飽きることがありません。
中華系料理
主に19世紀に中国からの移民によってもたらされたのが中華系料理です。
彼らのルーツは広東、客家、潮州、福建など多岐にわたり、それがマレーシアの中華料理に多彩な味をもたらしています。
代表的な料理には、バクテー、チキンライス、チャークイテオなどが挙げられます。
バクテー
引用元:CREAー文春オンライン
八角、クコの実、高麗ニンジンなど数種類の漢方や薬草の入った醤油ベースのスープで、豚の内臓やあばら肉をじっくりと煮込んだものが、バクテー(肉骨茶)です。
もともとは中国系移民の労働者がスタミナを補給するため食べていたものがバクテーの始まりだと言われています。
中国大陸伝来の薬膳料理で、滋養強壮に効果があるといわれ、マレーシア人のスタミナ源となっています。
漢方や薬草が入っているのですが、意外にもクセの少ないあっさりとした味で、ご飯が止まらなくなります。
漢方スープはご飯にかけて、肉はトウガラシ入りの醤油につけて食べたり、油条(揚げパン)をスープに浸して食べるのが通の食べ方です。
チキンライス
引用元:CREAー文春オンライン
東南アジアの定番料理である、チキンライス。
ジューシーなゆで鶏と鶏スープで炊いたご飯の組み合わせで、チリソースや生姜ソースをかけて食べます。
タイではカオマンガイ、シンガポールでは海南鶏飯(ハイナンチキンライス)として知られていて、中国大陸から移り住んだ華僑が広めたと言われています。
最近はスパイスを効かせたマレー系のナシアヤムも人気になっています。
チャークイテオ
引用元:Cheer up! English
チャークイテオとは、チャー=炒める、クイティオ=米麺を意味し、香ばしく米麺を炒めた料理のこと。
卵、エビ、ザルガイ、ネギ、モヤシなどの具材をラードで高温に炒め、もっちりとした食感の米麺とからめた絶品になっています。
日本でお馴染みの焼きそばに似た感じです。
マレーシア全土で食べられますが、特にペナンのチャークイテオが有名で、ペナンではバナナの葉のお皿にのって提供されることが多いです。
インド系料理
マレーシアのインド料理は、おもに19世紀に英国統治時代に移り住んだインド移民が持ちこんだ料理です。
南インド出身者が多かったことから、南インドのミールスにそっくりのバナナリーフカレーがマレーシア各地で食べられます。
代表的な料理としては、ロティチャナイ、タンドリーチキン、バナナリーフカレーなどが挙げられます。
ロティチャナイ
引用元:iconicJob
マレーシアの定番の朝食と言えるのが、ロティチャナイ。
小麦粉を薄く伸ばして焼いたマレー風クレープで、卵やバナナが入ったものもあり、カレーやココナッツミルクを付けて食べます。
インド系の食堂では、注文後に職人が生地から手作りしていたりするので、焼きたてを楽しむことができます。
ナイフやフォークではなく、素手でちぎって食べたいローカルグルメです。
クレープのように薄い生地でありながらもっちりとした食感がやみつきになります。
タンドリーチキン
引用元:CREA 文春オンライン
日本でもおなじみのインド料理、タンドリーチキン。
マレーシアではヨーグルトやスパイスに漬け込んだ鶏肉をタンドリー窯で焼き上げる本格派のタンドリーチキンを楽しむことができます。
食堂や屋台で安価な値段で食べられるので、非常におすすめです。
バナナリーフカレー
引用元:マレーシア情報館
バナナリーフカレーとは、バナナの葉を皿にして、カレーやおかずを盛り付けた料理のこと。
南インド出身者の移民が多かったことから、南インドのミールスと同じようなバナナリーフカレーがマレーシアの各地で楽しむことができます。
おかずの種類は店によって異なり、カレーは具なしの汁のみになっています。
チキンや唐揚げなどを食べたい場合は、カスタマイズして自分好みのカレーにすることができるのがおすすめのポイントです。
マレーシアで人気のドリンク、デザート
最後に、マレーシアで絶対に試してほしい人気のドリンク、デザートをご紹介します。
ドリンク
テ・タレ
引用元:マレーシアごはん
マレーシアで圧倒的な人気を誇る、テ・タレ。
練乳が入った甘いミルクティーで、マレーシアの辛い料理との相性が抜群なんです。
テ=紅茶、タレ=引くを意味し、数回コップを移し変え、泡を立たせて味をまろやかにするテ・タレ独特の淹れ方に由来しています。
コピ
引用元:世界のウーマン
コピとは、ローカルのコーヒーのこと。
マレーシアには、コピティアムという、マレーシア独自で生まれたローカルカフェがあり、砂糖もミルクも入った甘いコピをだいたい1杯50円くらいで楽しむことができます。
甘さひかえめがお好みの方は「コピ・クランマニス」と注文しましょう。
マレーシアは各州で珈琲を栽培していて、マラッカに13州のコピが飲み比べができるカフェがあるので、コーヒー好きの方はぜひ訪れてみてください。
バンデュン
引用元:CREA-文春オンライン
鮮やかなピンク色が目を引くこちらのドリンクは、バンデュンといいます。
ピンク色の正体は、バラの香りがするローズシロップで、シロップを水で割り、練乳が加えてあります。
“赤”という色から、おめでたいドリンクとして、マレー系の結婚式などには欠かせない伝統的なドリンクになっています。
マレー系のレストランや屋台でも飲むことができますが、かなり甘いので、辛い料理と合わせて飲むことをおすすめします。
デザート
ABC (アイスカチャン)
引用元:マレーシア政府観光局 オフィシャルブログ
ABCは、簡単にいうと、具だくさんなかき氷。
ABCとはAir Batu Campurの略で、アイルバトゥ=氷、チャンプル=混ぜるを指します。
ベースの材料として、ヤシの種子、小豆、スイートコーン、グラスゼリー、ローストピーナッツ、寒天などがあり、それ以外に、ナタデココ、アイスクリームなどがのっていたりします。
その上に、アイスミルク、コンデンスミルク、ココナッツミルクと赤いバラシロップとサルシシロップがかかっていて、一口で色んな具材の味を楽しむことができます。
豆(カチャン)入りなので「アイスカチャン」とも呼びます。
カヤトースト
引用元:CREA 文春オンライン
薄切りのトーストに、ココナッツミルクから作られた甘いカヤジャムを塗った、カヤトースト。
マレーシアの定番の朝ごはんで、老若男女を問わず人気のメニューです。
カヤトーストにはバターも挟まれていて、カヤの甘さとバター塩気が絶妙でやみつきになります。
温泉卵に浸して、テタレやコピと一緒に楽しむのが、マレーシア人風の食べ方です。
まとめ
今回の記事では、マレーシアの基本情報、マレーシア料理の特徴、マレーシアの3大料理とその代表的な料理、マレーシアで人気なドリンク・デザートを紹介しました。
冒頭でもお伝えしましたが、多民族国家であるマレーシアには、大きく分けてマレー系、インド系、中華系の3つの料理があり、多彩な料理を楽しむことができます。
また、マレーシアは治安も非常に良く、国民の多くが英語を話すため、近年ではコスパが良く英語を学べる留学先として注目を集めています。
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