留学したい人
何度話してみても、毎回反対される…
こんな悩みに答えます。
結論から言うと、両親はやっぱり子供が心配。
それでも、留学へ向けて説得のポイントを押さえればきっと応援してくれるはず!
この記事では、留学に行きたい!その気持ちを親へ伝える時のポイントや、親を説得するためのコツなどを紹介していくので少しでも気になる方は最後まで読み進めてください。
親に留学を反対された時にした方がいいこと
説得するときのポイント
親が留学に反対する理由
留学に行きたいけれど、親に反対されたという人は少なくありません。これまで親に留学を反対された人にどんな理由で反対されたのか聞いてみたところ、以下の3つの理由が多かったです。
費用面
留学生活を充実させるためには莫大な費用がかかるため、必ずといっていいほど親の援助が必要となります。留学先として人気のアメリカやイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどに1年間留学する際に必要な費用は以下の通りです。
語学留学→約300万〜400万円
大学留学→約250万〜600万円
※学費・生活費・渡航費などを含める
また、留学にかかる費用はこれだけではありません。
・生活費
・保険料
・ビザ申請料金 など
これらの費用はいきなり用意できるものではなく、早めの資金準備が必要となります。用意できる見通しが立たない限り、留学は非現実的なものと思われるでしょう。
留学メリットの知識の少なさ
語学力を磨くことだけが留学の目的なら、日本で英会話スクールに通えばいいのではないか、留学なんて今すぐでなくても日本で経験を積んでからでいいじゃないか、留学をすることで将来のキャリアにどのようにメリットが得られるのかがわからない、などと考える親はたくさんいます。これらを明確にしなければ、親を説得することは難しいかもしれません。
将来の進路への不安
学生の間に留学に行くとなると、留学のための休学で卒業が遅れます。新卒採用が主流の日本では、就職活動に不利になる可能性があります。留学は必須じゃないのに、何で同学年の子と違う選択肢を考えているのか、就職活動を進めた方がいいのではないか、と親は疑問に思うことでしょう。
海外生活への不安
海外で留学をするとなると、1人でも安心して生活できる治安の良さが求められます。親が、世界トップレベルの治安の良い国である日本で生活してきた子供を、治安の良さが不明確なところで1人で生活させることが不安だと思うことは当たり前です。
万が一、子供が慣れない土地でトラブルに巻き込まれた時に、親は助けにいけないため、留学をさせることが怖い、という親は、留学先として考えている国が安全であるという確実な情報がないかぎり留学の許可をすることは難しいでしょう。
留学に反対する親を説得するためにしたいこと
留学を親に反対されたら、「なぜ親が留学に反対するのか」を最初に明確にしましょう。留学に賛成できない理由は家庭によって異なるので、反対された際に「なぜ反対するのか?」を親に必ず聞きましょう。その反対する理由によって親への説得すべきポイントが変わってきます。
では、実際に親に留学を反対されていたけれど、親を説得するためにやってよかったことを留学の参加者の話からまとめてみました!
留学に行きたい理由を明確にする
なぜ留学をしたいのか、なぜその国やその学校でないといけないのか、留学をすることが語学力向上以外にどういったメリットになるのか、などの疑問に明確に答えられるようにすることで、留学への熱意が伝わります。
ここで大事なことは、できる限り具体的に話すことです。自分の現状や将来の理想像、大学で学べる分野や専攻、身近にいる留学した友人の話などを踏まえて留学がしたいことを伝えると良いでしょう。
将来の目標を明確にする
留学をすることで今後のキャリア的にもメリットがあります。例えば、企業が留学経験がある人材を求めるようになったことで採用されやすくなったり、留学という他人と違うことをすることで他人と差別化できたりと、留学が就活に有利に働くことがあることです。
また、自分が将来なりたい理想像があり、その理想像に近づくために今、留学をしなくてはいけないことも伝えられると、親の将来の進路への疑問を解決できるでしょう。
治安状況や緊急時の対処法について調べる
留学先として考えている国の治安状況を把握しておきましょう。外務省の渡航状況は必ず確認し、事故や事件があった際の緊急連絡先や災害時の避難場所も調べておき、留学先で何があっても大丈夫だということを親に伝えましょう。
また、治安の良さを前提に留学先を考えて提示することで、親の海外生活への不安を解消できます。
アルバイトの量を増やす
先程も書いた通り、留学には莫大な費用がかかります。親が留学の費用を出す予算がない場合、自分でアルバイトをして、留学の費用を集めようとする姿勢を見せましょう。
本気で留学をしたいと思っていて、自分にできることは自分なりに一生懸命やるという行動で示すことで、親は次第に留学のことを知ろうと思ってくれるはずです。
奨学金を調べる
留学には、莫大な費用がかかりますが、奨学金を利用することで授業料や入学金の免除/削減ができます。
奨学金の種類は主に、以下の3つのようにわけられます。
1、日本国内の機関によるもの
2、渡航先の国によるもの
3、留学先の大学によるもの
その中で、日本人の留学生に向けた奨学金を提供している日本国内の機関を以下の表に4つあげてみました。参考にしてみてください!
機関名 | 奨学金名 | 対象 | Webサイト |
日本学生支援機構・JASSO | 海外留学支援制度 | 海外大学・大学院、協定派遣 | こちら |
文部科学省 | トビタテ!留学JAPAN | 語学留学・海外進学 | こちら |
Japan-IMF | JISP | 海外大学院 | こちら |
World Bank | World Bank Scholarship | 海外大学院 | こちら |
親を説得するときの3つのポイント
親が反対する理由を明確にすることができたら、説得がうまく行くよう、以下のように行動してみましょう。
とにかく行動で熱意を示す
留学費用のためのアルバイトや留学のための勉強など、自分が留学を本当にしたいという思いを親に見えるように行動に移すことで、どれだけ本気で留学を考えているかをわかってくれます。
留学動機、留学先の情報、留学全体にかかる費用などを細かく調べ、親にプレゼンをしたり、○月までにTOEICなどの外部模試でスコアを○点アップしたら留学を認めてほしいなどと宣言したりとさまざまなやり方があります。こういった行動は、ただひたすら留学に行きたいと伝えるよりもずっと有効です。
なるべく多くの情報を提示する
親としては、自分が行ったことがない、もしくは長期間生活したことがない国に自分の子供を1人で行かせるということは、大きな決断ですし、不安で仕方ないでしょう。
そんな親の心配をなくすためにも、留学のメリットだけでなくデメリットもきちんと調べて、それに対する解決策を考えたり、親の立場になって考えて何が不安なのかを理解し、不安をなくすために有益な情報を調べたりして、親に留学について質問された時に何でも答えられるようにしておきましょう。
感謝の気持ちを伝える
留学というのは、実際に現地に行くのは自分1人ですが、実行するためには親の支援が必要不可欠です。親も子供の夢を否定するつもりはなくても、経済面や家庭の事情で留学を許可できないこともあります。
そんな中でも、自分が留学をしたいという気持ちに少しでも寄り添おうと話を聞いてくれたことを忘れずに、感謝の気持ちを示し、今後の自分の夢を応援してもらいましょう。
それでも親に留学を反対される時は?
何度親を説得をしようとしてもダメと言われ続ければ、留学を諦めた方がいいかも、とネガティブになってしまうかもしれません。しかし、留学というのは、自分の人生を変えるチャンスです。何度却下されても、以下のように行動して、留学を実現しましょう!
実際に親に留学を反対された人の話を聞いてみる
親に留学を反対されていたけれど、色々な手段を使って何とか説得でき、留学が叶った人はたくさんいます。そんな人たちにどういう風に説得をしたか、説得するときのコツなどを聞いてみるといいでしょう。話し合いの進歩につながるきっかけが何か見つかるかもしれません。
時間を空けて繰り返し説得を試みる
親を説得しようと何度も話してみるけれどなかなか留学に前向きになってくれないこともあるでしょう。そんな時には時間を空けてしばらくたった時に、前回の話し合いの反省を踏まえて話を持ちかけてみましょう。
長時間話し合いを続けていると話が進まなかったり、お互いにヒートアップしてしまって冷静に話し合いができなくなったりします。そういう時には時間が解決すると気楽に考えて、次の話し合いに向けて根気よく留学について調べていきましょう。
まとめ
留学で得られるものは、語学力だけではありません。様々な経験をすることで、客観的な思考力が身につきます。あの時に留学に行っていたら、と後悔しないように、何としてでも留学に行く、という気持ちを強く持って粘り強く留学と、親と向き合ってください。
親にどんなアプローチをしても海外留学を許されない場合は、国内留学という選択肢もあります。
国内留学は、英語が日常的に使われている環境に留学できますし、何より、海外留学よりも費用がかなり安く、治安面でも心配無用です。
親が海外留学には反対でも、国内留学は経済的にも治安的にも安心でき、短期間から留学できるため、快く受け入れてくれるかもしれません。また、海外留学の練習として国内留学を経験するのもいいですね!
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