留学したい人
マレーシアで犯罪の被害にあわないための対策は?
こんな悩みに答えます。
結論からお伝えすると、マレーシアの治安は世界の中でもかなり良いと言えます。しかし、日本と比較をするとまだまだ犯罪が起きやすく、留学生や観光客は被害にあいやすいため、気を付ける必要があります。
この記事では、マレーシアの安全性や、気を付けるべき犯罪について紹介しています。最後に、被害に合わないための対策なども紹介しているため、読み進めてください!
・マレーシアで気を付けるべき犯罪
・マレーシアで犯罪に合わないための対策
マレーシアの治安は?
冒頭でもお伝えしたように、マレーシアの治安は世界のなかでもかなり良い方であると言えます。
しかし、地域によってはかなり危険な場所があることも事実です。
ここでは、日本からみたマレーシアの治安と世界からみたマレーシアの治安についてそれぞれ紹介していきます。
日本からみたマレーシアの治安
外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとに危険度を4つのレベルに分けています。
レベル1:十分に注意してください。
レベル2:不要不急の渡航はやめてください。
レベル3:渡航はやめてください。(渡航中止勧告)
レベル4:避難してください。渡航はやめてください。(避難勧告)
マレーシア全土は、2024年現在、以下のようになっています。
(参照:外務省 海外安全ホームページ)
首都であるクアラルンプールをはじめとし、マレーシアの大半の地域が危険レベルの対象外となっているため、他の国と比較してもマレーシアの治安はよく、安心して留学・観光ができると言えます。
しかし、危険な地域が存在するのも事実です。
海賊による誘拐金を目的とし、誘拐が発生していることもあり、
サバ州東側の島や周辺の海域(サンダカン周辺)などはレベル3であり、渡航中止勧告が発令されています。
さらにそれ以外にもそれらの地域の周辺では、レベル2である注意勧告が発令されています。
そのため、これらの地域周辺に訪れる際には、より注意をする必要があります。
世界からみたマレーシアの治安
世界各国の平和度合いを数値化し、ランキング形式でまとめたものを「世界平和度指数(Global Peace Index)」と言います。
世界平和度指数は、国際NGOの経済平和研究所が
・社会の安全・治安
・国内外の紛争(現在も継続しているもの)
・軍事化
これらの3つのカテゴリーに渡る全23項目について世界の163の国と地域を評価しているものになります。
2023年の世界平和度指数ランキングでは、日本が9位、マレーシアは19位という結果でした。
これは、アジア諸国の中では、日本は2位、マレーシアは3位となります。
そのため、アジア諸国の中ではもちろん、世界でもマレーシアは安全であるといえるのではないでしょうか。
マレーシアで被害にあいやすい犯罪は?
マレーシアの犯罪発生数は、年々減少傾向にありますが、日本と比較をすると犯罪の被害にあいやすいということも事実です。
特に、留学生や観光客は非常に狙われやすく、細心の注意を払いながら生活をする必要があります。
今回は、その中でも特に気を付けなければならない犯罪について紹介します。
・タクシーでのぼったくり
・詐欺・賭博
ひったくり・スリ・置き引き
最も注意が必要なのが、「ひったくり・スリ・置き引き」などの犯罪です。
特に、スリやひったくりは、日本人の私たちにとって普段の生活の中で注意することが少ないことであると同時に、日本人というだけで狙われやすい犯罪になります。
人の密集した場所や、観光スポットなどでは、開きっぱなしのカバンやポケットなどに入った財布や携帯などの貴重品などは非常に狙われやすく、盗まれたとしても即座に気づくことができないため、気を付けましょう!
さらに、エスカレーターやエレベーター周辺などで、複数人に取り囲まれ貴重品が奪われる集団でのスリ被害なども発生しています。
まずはしっかりと対策を行い、常に周囲の状況に気を配ることが大切です。
詳しい対策については後程ご紹介します!
タクシーでのぼったくり
移動の場面で、タクシーを利用する方も多いと思いますが、マレーシアのタクシーはあまり評判が良くありません。
というのも、
・わざと遠回りをする
・料金メーターを使わず、ぼったくる
・勝手に同乗者を乗っける
・おつりをもらえない
など、「タクシーでのぼったくりの被害」が発生しています。
そのため、マレーシアでタクシーを利用する場合は、「Grab」という配車アプリを使用することをオススメします。
このアプリを使用することで、請求額以上の金額は発生しません。
また、電車などの公共交通機関などもあるため、併せて利用することをオススメします!
詐欺・賭博
マレーシアの主要都市であるクアラルンプールなどでも日本人観光客などを狙った「詐欺や賭博」などの被害が発生しています。
特に留学生などが被害にあいやすい詐欺として、「日本に留学したい!」「日本に興味がある!」といい、自宅に誘ってきます。その後、食事をふるまわれたりなどすることで、仲良くなり、トランプなどの遊びから賭博に巻き込まれるというものです。
マレーシアでは賭博自体が犯罪行為であるため、たとえ巻き込まれてしまったとしても、やってしまった本人も犯罪の罪に問われてしまいます。
そのため、知り合ったばかりの人にはついていかないことが、自分自身の安全を守ることにつながります。
そのほかにも様々な対策をとることで、犯罪に狙われにくくなります。
これらの対策については、後程ご紹介します。
今回あげた犯罪だけでなく、暴行など犯罪も発生しています。
しかし、私たちが対策を行うだけで、これらの被害にあう可能性はぐっと抑えることができます。
次は、それらの行うべき対策についてご紹介します。
被害にあわないための対策【3選】
今回は、被害にあわないために行うべき対策を3つ紹介します。
これらの対策を知っている場合と、知らない場合では、被害にあう確率も変わってきます。
自分の身を守るために、できるところから始めていきましょう!
・夜間1人で出歩かない
・派手な服装を控える
①貴重品の身に着け方・持ち運び方を工夫する
狙われないようにするために一番重要なことが、「貴重品の身に着け方や持ち運び方を工夫する」ことです。
先ほど紹介したように、スリやひったくりなどの被害にあう日本人は依然として多い状況です。
それらを防ぐためには、
・現金を大量に持ち歩かない
・現金やカードなどが入ったカバンは、常に身に着ける
・手持ちのカバンは避ける
・カバンが前にくるように身に着ける
・車道側でカバンを持たない
・最低限の荷物で行動する
・イヤホンをしたまま歩かない
・歩きスマホは避ける など
貴重品を常に視界に入るところに置いておくことで、狙われにくくなるだけでなく、異変に即座に気づくことができます。
また、最近では多い、歩きスマホやイヤホンを聞いたままでの歩行は、非常に危険であるためやめましょう!
オススメとしては、常に身に着けておくことができる貴重品用のカバンとそれ以外のバックを分けておくことで、より貴重品に気を配ることができます。
さらに、携帯や財布などをチェーンや紐などでカバンとつなげておくことで、ひったくられることを防ぐことができます。
しかし、万が一バックなどをひったくられてしまった場合は、無理に抵抗はせず、安全を第一に行動しましょう!
②夜間1人で出歩かない
これもまたマレーシアに関わらず、海外に行くのであれば非常に重要なことになります。
というのも、1人での夜間の外出は、犯罪にあう可能性が非常に高くなります。
特に女性の場合は、より気を付ける必要があります。
近くのコンビニやスーパーであっても、夜間に一人で行動することは避け、朝の明るくなった時間に外出することを心がけましょう!
また、地域によっては、デモや集会が行われている場合があります。
夜でなくても、デモや集会が行われている場所には近づいたりするのは控えましょう!
➂派手な服装を控える
観光中や留学中、おしゃれをしたい!と思う方も多いと思います。
しかし、派手な恰好や、ブランド物を身に着けていることで、狙われやすくなってしまいます。
また、マレーシアはイスラム国家です。
そのため、多くの女性が肌の露出を控えています。
そのこともあり、肌の露出が多い服装を着ていることで観光客であることが明らかになってしまいます。
公共の場や、人が多く集まる場所などではなるべく派手な服装を避けるとよいでしょう!
被害に合ってしまった際の対処法
ここまで、マレーシアで発生している犯罪や、それらの対策について紹介してきました。
実際に非常に気を付けていても、被害にあってしまう方もいらっしゃるのが事実です。
そんな時、どのように行動するのがよいのでしょうか?一体どこに連絡するべきなのでしょうか?
以下では、それらについて紹介します。
・警察に連絡する
・在マレーシア日本国大使館に連絡する
①クレジットカード会社に連絡
スリやひったくりなどの被害にあった場合、真っ先にクレジットカードが手元にあるかを確認しましょう。
万が一、クレジットカードが手元にない場合は、早急にクレジットカード会社の「紛失盗難デスク」に連絡をし、無効手続きを行いましょう。
そのようにすることで、クレジットカードの不正利用の被害を防ぐもしくは抑えることができます。
しかし実際には、「連絡先が分からない」「クレジットカード会社とうまくつながらない」と戸惑う方がほとんどです。
そのため、事前に海外に持っていくクレジットカードの紛失盗難デスクの電話番号や、連絡先を確認しておくことをオススメします。
②警察に連絡する
スリやひったくり、詐欺などにあった緊急時の場合は、「999」(携帯では「112」)に電話をすることで、マレーシア・テレコムにつながります。
その後、職員による内容のヒアリングを行った後、必要に応じて警察や消防につないでくれます。
また、緊急時でない場合であっても、最寄りの警察署などにいき、「紛失・盗難届出証明書」を発行してもらいましょう。
これは、パスポートや緊急旅券などの発行に必ず必要な書類になります。
さらに、海外保険などの補償を受ける場合にも、申請時に必要になります。
被害に合った場合は、保険会社に連絡も行い、詳しい内容や申請に必要な手続きなどをしっかりと確認しましょう!
➂在マレーシア日本国大使館に連絡する
パスポートが手元にあるかの確認も重要です。
万が一、パスポートの盗難被害に合ってしまった場合は、帰国日までに必ずパスポートや緊急旅券などの再発給をして貰う必要があります。
しかし、それらの発給は滞在先の日本国大使館や領事館で行います。
手続きや方法などで困ったことや分からないことがある場合は、日本大使館に連絡をすることで、サポートをして貰える場合もあります。
また、現地警察への届け出に関する助言をもらえる場合もあるため、連絡をしてみることをオススメします。
<在マレーシア日本国大使館の連絡先>
電話番号:03-2177-2600
メールアドレス(領事): ryo@kl.mofa.go.jp
(査証): visa@kl.mofa.go.jp
公式サイト:https://www.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
対策をし、安心したマレーシア留学を!
これまでマレーシアの治安をはじめ、マレーシアで被害にあいやすい犯罪やそれらの対策について紹介しました。
世界からみてもマレーシアの治安はよく、比較的安全に観光や留学をすることができるでしょう。
しかし、少しの対策を施すことにより、それはより安全なものに変えることができます。
「海外の治安は不安だけど、海外留学をしたい!・観光をしたい!」そんな方に、マレーシアは非常にオススメです。
対策を行い、安全な楽しい留学・観光になることを祈っています。
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