マレーシア留学のメリットとは?マレーシア留学のメリット・デメリットを徹底解説!

マレーシア留学のメリット・デメリットを徹底解説!

この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

国内留学を創業したU-GAKU(ユーガク)の代表。過去のオーストラリア留学、フィリピン留学、7カ国15都市の海外渡航歴、過去の留学参加者の声などを踏まえ相談会のカウンセラーとして日々、最高の留学体験を提供するため奮闘中です! 2013年よりフィリピン留学の代理店を運営、フィリピンへの渡航歴は20回以上、今もフィリピンへ年2〜3回の渡航はもちろん沖縄北谷、ニセコへ行き常に最新情報をお届けしています。


 

留学したい人

マレーシア留学ってあまり聞かないけど、英語力は伸ばせるのかな・・・
マレーシア留学のメリットを知りたい!

こんな悩みに答えます。

結論から言うと、マレーシア留学には他の国で留学するのとは一味違うメリットが盛りだくさん!

マレーシアはフィリピンと同様、英語を話せる人が非常に多いため、マレーシア留学でも十分に英語力を伸ばすことができます。

この記事では、マレーシア留学を検討している方に、マレーシア留学の他の国と異なるメリットをご紹介します!

この記事の内容
マレーシアの基本情報
マレーシア留学のメリット・デメリット
マレーシア留学に行く前に知っておくべきこと

マレーシアの基本情報

まず、マレーシアの基本情報をご紹介します!

  • 首都:クアラルンプール
  • 面積:約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
  • 人口:約3,350万人(2023年マレーシア統計局)
  • 言語:マレー語(公用語)、中国語、タミール語、英語
  • 宗教:イスラム教(連邦の宗教)64%、仏教19%、キリスト教9%、ヒンドゥー教6%、その他2%(2023年マレーシア統計局)
  • 時差:(-)1時間
  • 気候:熱帯雨林気候

マレーシアは、多民族国家で非常に多くの民族や宗教の人が共生しています。国教は日本ではあまり馴染みのないイスラム教で、他の国に留学するのとは一味違う文化的経験ができる国になっています。

マレーシア留学のエージェント選びに関してはこちらの記事でご紹介しています!間違いないエージェント選びにするために、こちらもご確認ください。
マレーシア留学のエージェントおすすめ6選!エージェントの選び方や注意点も徹底解説

マレーシア留学のメリット10選

ここからは先にご紹介したマレーシアの基本情報をもとに、マレーシア留学のメリットを10個ご紹介します!

①留学費用が安い【物価が安い】

マレーシアは他の国に比べて物価が安く、留学コストを抑えられる傾向にあります。物価は日本の3分の1から2分の1程度で、食事も一食200円程度からと非常に安価です。

また、クアラルンプールでの家賃(ルームシェア)は月あたり1~3万円が相場です。タクシーの初乗り料金も、クアラルンプールは90円程度で済みます。

学費も安く、私立大学でも年間60万円〜、国立大学であれば年間30万円〜と日本の学費の半分程度です。さらに、マレーシアでは3年で卒業し学位を取得できることを考えると、諸経費を考えても100〜300万円程度で正規留学が可能です。

②国民の英語力が高い

マレーシアでは英語を話せる人が非常に多いです。

「EF 英語能力指数 〔EF EPI〕」という英語力を測る指標によると、英語を母国語としない60カ国の英語力ランキングにおいて、マレーシアはアジアの中で1位を獲得し、全体では11位という結果となっています。そのため、マレーシア留学でもほとんどの場面で英語を活用することができます。

また、マレーシアは多民族国家であり、異なる民族間同士の会話は英語であるため、英語はマレーシア国内において準公用語であるとも言われているくらいマレーシア人の英語力は高いです。

③英語以外の言語も勉強できる

マレーシアは多民族国家です。人種によって使う言語もさまざまなので、英語以外の勉強をすることもできます。

日常的に使われる言語は、英語の他にマレー語、中国語、広東語、福建語、タミル語があります。

英語以外の言語も同時に勉強したいという方には最適な環境であると言えるでしょう。

④多様な文化に触れられる

マレーシアは、前述した通り多民族国家です。マレーシアには多くの民族が共存しており大きく分けると、マレー系・中華系・インド系に分かれます。

例えば、新年を祝うときマレー系はハリラヤ、中華系は旧正月、インド系はディーパバリと、一国の中でも異なる祝い方が存在します。

このように、多様な文化が共存し、人種や宗教・食生活も異なるのはマレーシアならではであり、多様な文化に触れることでより広い視野を持てるようになるでしょう。

⑤日本人が少ない

日本人が多い国や地域に留学すると、せっかく留学したのに日本語ばかり話してしまい英語が上達せずに終わってしまったという声、みなさんも一度は耳にしたことがあるでしょう。

マレーシアは地域によって異なりますが、首都のクアラルンプールを除けば、日本人がまだ多くはありません。

日本人の少ないマレーシアを留学先に選ぶことで、自ら積極的に英語をつかわざるを得ない環境に身を置き、英語力を確実にアップさせることができるのもマレーシア留学の醍醐味です。

⑥世界的にみても安全な国である

世界平和指数ランキングという治安を示すランキングによると、マレーシアは世界164か国中19位とかなり上位であり、治安に関してもかなり良いと言えます。

参考までに、留学先として人気な英語圏の国であるオーストラリアは22位、イギリスは37位、アメリカは131位、同じ東南アジア地域で人気のフィリピンは115位となっており、マレーシアはオーストラリアやイギリスと比較しても安全な国として評価されています。

治安に関して、マレーシアは留学先として選ぶ国の中で申し分がないと言えるでしょう。

⑦日本から近く、時差も少ない

クアラルンプールには直行便であれば、東京や大阪からも約7時間のフライトで到着できます。日本との時差もわずか(-)1時間なので、時差に困ることもないでしょう。

このように、マレーシアでは留学中の日本とのやりとりも問題なく行えるため、日本での仕事を抱えているフリーランスの方や子供を留学させたい親御さんにとっても安心の留学先です。

⑧気候が一定で過ごしやすい

マレーシアは年間の平均気温が30℃弱で年間通して気候が一定です。季節は雨季と乾季に分かれますが、どちらの季節でもスコールと呼ばれるにわか雨が降ります。 雨季でも一日中雨が降り続くことはありません。

高温多湿の南国ですが、日本の真夏のように35℃を超える日は少なく、朝夕は25℃前後と比較的過ごしやすいです。

⑨多様なプログラムがある

マレーシアでは、欧米の大学のカリキュラムを取り入れているコースが多数ある他、二つの学位が取得できる「ダブルディグリー」や、複数の大学から学位の証書が与えられる「デュアルディグリー」のコース、さらに有名大学のMBAプログラムもあります。

編入プログラムもあるため、留学前半はマレーシアで費用を節約し、後半は編入先の国で働きながら学ぶことで、卒業後は労働ビザや永住権取得を目指しやすいです。イギリス公認会計士資格など、資格取得向けのプログラムも多数あります。

さらに前述した通り学費は欧米留学の半額以下であるため、日本人の少ない地域でお得に留学して英語力や専門知識を取得したい方には、マレーシアはうってつけの環境です。

⑩日本人が生活しやすい

マレーシアは物価水準が低いことや安全な国であるだけでなく、イオンやダイソー、伊勢丹、ユニクロなどの日本企業が多数進出しています。

そのため、外国であるにもかかわらず日本の食材なども比較的安く手に入りやすいです。国によっては日本のものを手に入れるのはかなり割り高になってしまうので、日本のものを気軽に手に入れることができるのは安心材料の一つになるでしょう。

マレーシア留学のデメリット5選

ここまで、マレーシアのメリットをご紹介しましたが、デメリットが気になる方もいると思います。

そこでここからは、マレーシア留学におけるデメリットもお伝えします!

①カルチャーショックが多い

マレーシアでは、イスラム教が国教とされています。そのため、日本の常識では信じられないようなことが常識としてあります。

例えば・・・

  • トイレットペーパーが常備されていない
  • 手で食事をする
  • 1日に5回のお祈りがある

など、現地の当たり前を目にするとカルチャーショックを感じるでしょう。

また、衛生面が気になることも。マレーシアでは高温多湿なため、食べ物はしっかり管理しないとすぐ腐ってしまいますし、生ゴミはそのままゴミ箱に捨てられるので、悪臭が広がっていることもあります。

日本は世界一綺麗な国であると言われているので、このような衛生面が気になる人にはマレーシア留学は向いていないかもしれません。

②英語に訛りがある

マレーシアの英語は少し独特です。綺麗な英語を話す人もいますが、「マングリッシュ」という独特な英語が一般的で、母語の影響を受けた訛りがあります。

一方で、マレーシア英語は難解な単語が使われず、文法や発音が単純化されているため、逆に初心者には会得しやすいです。そのため、英語が上達すると、留学中に物足りなさを感じる人も中にはいます。

マレーシア英語に物足りなさを感じたら、修士課程や次の留学先として英語ネイティブの国を選ぶと、より多様な英語表現を身につけることができます。

③英語が通じないこともある

マレーシアでは、公用語はあくまでマレー語です。大学の授業などは英語で行われるため、大学生との会話や、観光地・モールなど場所では英語が通じますが、屋台の店員やタクシー運転手の中には英語ができない人もいます。

そのため、留学中は英語だけにとらわれず簡単なマレー語も習得すると、より安心して留学することができるでしょう。

④国公立大学は留学生に対するサポートが乏しい

世界大学ランキングなどで上位になっているマレーシアの大学は、圧倒的に国公立大学が中心となっています。国公立大学は学費が安い傾向にあり大学の評価も高く、メリットが多いように見えるのですが、それはあくまでも「マレーシア人」のための教育です。

そのため留学生に対してはサポートが手薄で、寮の設備や水回りなど文化の違いを感じる事も少なくありません。

マレーシアの国公立大学は、マレー語も習得してどっぷり浸かりたい方には最適な環境ですが、そうではない場合は留学生が多い私立大学中心に検討をすると良いでしょう。

⑤国家資格が必要な職業に就きたい場合は事前に要確認

マレーシアに限らず海外全般で言えることですが、海外の大学卒業後に日本の国家資格が必要な職業に就きたい場合は、海外の大学で大学取った学位及び資格が、日本でどのような扱いになるかを事前に確認しておく必要があります。

医師や弁護士など、国によって認定基準が異なる国家資格の職に就きたい場合は、どこの国でキャリアを積みたいかもしっかり考えて留学することをおすすめします。

マレーシア留学に行く前に知っておくべきこと

マレーシア留学は欧米諸国の留学と比較すると、まだまだ知られていないです。そこでここでは、マレーシア留学に行く前に知っておくべきこととして、英語力に関することと文化的な違いに関してご紹介します!

必要な英語力

マレーシアに留学する際に必要な英語力は、留学するのが語学学校か大学・大学院・MBAかで大きく異なります!

そこで、それぞれのケースで必要な英語力をご紹介します。

◯語学学校に行く場合

マレーシア留学で語学学校に行く場合は、必要な英語力はなく、初心者からどなたでもご参加いただけます。

中学生や高校生で海外経験をしながら英語を上達させたい方、親子で留学したい方、休学期間を活用して英語力を底上げさせたい大学生など幅広い方におすすめです。

授業はレベル別で行われるので、英語初心者でも中級・上級者でも、自分のレベルにあった授業を受講することができます。そのため、語学学校の場合は留学前の英語力は関係ありません。

大学に進学する場合

マレーシア留学で大学に進学する場合は、IELTSは5.5が目安です。

大学やコースによってもかなり異なるので、これ以上必要な大学もあれば、ファウンデーションやディプロマコースなど英語力が低くても問題ないケースもあります。詳しくは各大学のWebサイトをご確認ください。

大学院に進学する場合

マレーシア留学で大学院に進学する場合は、IELTSは6.0以上が目安です。

こちらも大学によってこれ以上必要な場合もあるので、詳しくは各大学のWebサイトでご確認ください。

MBA(経営学修士)プログラムに進学する場合

マレーシア留学でMBAに進学する場合は、IELTS7.0が目安です。

さらに、GMAT(英語力・数学的能力・分析的思考力を問う試験)や就業経験が要件に含まれることもあるのでご注意ください。

文化的違いについて

マレーシアはデメリットの部分でも述べた通り、イスラム教が国教です。日本ではイスラム教の人口はわずか0.1%ほどであるといわれているため、あまりなじみがないでしょう。

主なイスラム教の規律は以下の通りです。

  • 豚肉、アルコールは口にしない
  • 1日5回お祈りをする
  • 年に1回断食月がある(夜明けから日の入りまでの断食)
  • 女性はヒジャブやニカブというベールを身にまとう

上記は代表的なものの一部で、イスラム教にはこれら以外にも非常に多くの規律が存在します。日本での当たり前はマレーシアでは当たり前ではないことも日常茶飯事です。

マレーシア留学は文化の違いが感じられ、留学生とって人生観の変わる経験になること間違いなしですが、これらの違いがあるということを認識して、受け入れる気持ちで留学をすることが非常に重要です。

【まとめ】メリットとデメリットを理解して、マレーシア留学を楽しもう!

今回の記事では、マレーシア留学のメリットを中心に、デメリットやマレーシア留学前に知っておくべきことまでご紹介しました!

マレーシア留学は、ご紹介した通り物価の安さや治安の良さ・過ごしやすさなど留学生には最適の環境があります。一方で、日本とマレーシアは宗教や価値観が大きく異なります。

そのため、マレーシア留学を考えている人は、マレーシアの文化的な違いもきちんと認識した上で、寛容な気持ちで参加し、マレーシア留学をより楽しく最高の経験にしてくださいね!

マレーシア留学に少しでも興味がある人は、マレーシア留学ができるU-GAKUのオンラインカウンセリングを受けることをおすすめします。

また、マレーシア留学をする前に、英語力を向上させておくことは非常に重要です。

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この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

国内留学を創業したU-GAKU(ユーガク)の代表。過去のオーストラリア留学、フィリピン留学、7カ国15都市の海外渡航歴、過去の留学参加者の声などを踏まえ相談会のカウンセラーとして日々、最高の留学体験を提供するため奮闘中です! 2013年よりフィリピン留学の代理店を運営、フィリピンへの渡航歴は20回以上、今もフィリピンへ年2〜3回の渡航はもちろん沖縄北谷、ニセコへ行き常に最新情報をお届けしています。