留学で英語が話せなくても大丈夫!失敗しないための準備と対策

この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

2013年より留学領域に携わり、セブ島の語学学校支援を起点に活動。自身の留学経験(フィリピン/オーストラリア)と海外10カ国15都市の訪問経験、留学相談650件以上の知見をもとに、留学を検討する方へ「人生を変える留学」を提案しています。 2013年以降、拠点(セブ島/ニセコ/沖縄/徳島/塩尻 ほか)への現地訪問は少なくとも40回以上。現場で学習環境・生活導線・サポート体制を確認し、公式情報・施設/学校の公表情報とも照合しながら、記事内容の正確性と最新性の担保に取り組んでいます。NPO留学協会 正会員。


 

留学を考えているものの、英語がほとんど話せないことに大きな不安を感じている人もいるかもしれません。
しかし、結論から言うと、英語が話せなくても留学は可能です。
大切なのは、出発前の適切な準備と、現地での過ごし方です。

この記事では、英語力に自信がない状態から留学を成功させるための具体的な準備や、現地で壁にぶつかった際の対処法、そして失敗しないための心構えについて解説します。
今の英語力で諦める必要はありません。

目次

英語が話せない状態での留学は可能?【結論:心配ありません】

英語が話せない状態でも、留学することは全く問題ありません。
そもそも語学留学は、英語力を向上させるために行くものです。
多くの語学学校では、入学時にレベル分けテストを実施し、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合ったクラスで学べるカリキュラムが組まれています。

英語が話せないからといって留学を諦める必要はなく、むしろそうした人たちのために語学留学のプログラムは存在します。
不安な気持ちは分かりますが、現地で学ぶという強い意志があれば大丈夫です。

英語力が低い状態でも留学できる3つの理由

第一に、語学留学のプログラムは英語初心者を受け入れる前提で設計されています。
アルファベットや基本的な挨拶から学べるコースも多く、安心してスタートできます
第二に、高校留学や大学の準備コースなど、専門分野を学ぶ前の段階として語学研修が組み込まれているケースも珍しくありません。

高校生など若い時期からの挑戦も可能です。
第三に、8歳くらいからのジュニア向けプログラムもあり、年齢が低いほど言語の吸収が早いという利点を活かせます。
このように、留学の門戸は英語力に関わらず広く開かれています。

留学経験者の多くが最初は英語を話せなかった

現在では流暢に英語を話す留学経験者も、その多くが最初から話せたわけではありません。
ほとんどの人が、片言の英語とジェスチャーを交えながら、必死にコミュニケーションを取ることからスタートしています。
完璧な英語を話せずに渡航し、現地で壁にぶつかりながら少しずつ上達していくのが一般的です。

大切なのは、最初から完璧を目指すのではなく、失敗を恐れずに積極的に話そうとする姿勢です。
そうした努力を続けるうちに、自然と会話力が身につき、現地の友達もできていきます。

【短期留学前】英語が話せない人が最低限やっておくべき準備

留学の成果は、渡航前の準備で大きく変わります。
特に英語力に自信がない場合、最低限の準備をしておくだけで、現地での生活のスタートが格段にスムーズになります。
これは短期留学でも1年以上の長期留学でも同様です。

ここで紹介する準備は、難しいものではありません。
日本にいる間に少し時間をかけるだけで、現地での学習効率を高め、精神的な余裕を持つことにつながります。
留学を有意義なものにするために、出発前に必ず取り組んでおきましょう。

参照元:文部科学省|中学校学習指導要領解説 外国語編
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm

中学レベルの基礎的な英単語と文法を総復習する

留学前に最も重要となるのが、中学で習うレベルの英単語と文法の復習です。
日常会話の多くは、この基礎知識で成り立っています。
難しい単語や複雑な構文を覚えるよりも、基本的な動詞の使い方や時制、SVOなどの文の構造をしっかり理解しておくことが重要です。

これができていれば、自分の意思を簡単な文章で伝えたり、相手の言っていることの骨子を掴んだりできます。
特に人気の渡航先であるカナダ、アメリカ、フィリピン、ハワイなどでも、まずはこの基礎力がコミュニケーションの土台となります。

自己紹介や簡単な質問など頻出フレーズを丸暗記する

現地に到着してすぐ必要になるのが、自己紹介や挨拶、簡単な質問といった基本的なコミュニケーションです。これらの頻繁に使われるフレーズに慣れておくことで、初対面の人との会話のきっかけを掴みやすくなります。「My name is…」「I’m from Japan.」「What does this mean?」といった簡単な表現をスムーズに言えるように練習しておきましょう。

完璧に文章を組み立てられなくても、フレーズに慣れているというだけで精神的な安心感が得られ、積極的に話しかける勇気が湧いてきます。

無料アプリや動画で英語のリスニングに耳を慣らしておく

スピーキングと同じくらい重要なのがリスニング力です。
相手の言っていることが理解できなければ、会話は成立しません。
出発前から、無料の語学学習アプリやYouTube、海外ドラマなどを活用して、英語の音やリズムに耳を慣らしておきましょう。

最初は全てを理解できなくても問題ありません。
毎日少しずつでも英語の音声に触れる習慣をつけることで、ネイティブスピーカーの自然なスピードやイントネーションに徐々に対応できるようになり、現地での聞き取りの助けになります。

【留学中】英語が話せず辛い…スランプを乗り越える5つの対処法

留学生活に慣れてきた頃、多くの人が「言いたいことが伝わらない」「授業についていけない」といったスランプに陥ります
これは、自分の英語力が伸び悩んでいるように感じてしまう辛い時期ですが、成長の過程で誰もが通る道です。
周りが自分より流暢に話しているように見えて焦るかもしれませんが、自分を責める必要はありません。

ここでは、そんなスランプを乗り越え、再び前向きに学習に取り組むための具体的な対処法を紹介します。

完璧な英語を目指さず、まずは簡単な単語で伝えてみる

英語が話せないと感じる原因の一つに、完璧な文章を話そうとしすぎることが挙げられます。
文法的な間違いを恐れて黙り込んでしまうと、スピーキングの機会そのものを失ってしまいます。
まずは、知っている単語やジェスチャーを使い、片言でも良いので「伝えよう」とすることが重要です。

相手は、文法が正しいかどうかよりも、何を伝えたいのかを理解しようとしてくれます。
完璧な英語ではなく、伝わる英語を目指すことで、コミュニケーションへのハードルは大きく下がります。

日本人とだけ過ごす時間を意識的に減らす

留学先で日本人と日本語で話す時間は、心の安らぎになる一方で、英語力向上の妨げになる可能性があります。
常に日本人と行動していると、英語を話す必要がなくなり、留学の目的を見失いがちです。
もちろん、日本人との交流を完全に断つ必要はありませんが、意識的に一人で行動したり、多国籍の留学生の輪に入ったりする時間を作りましょう

少しの勇気を出して英語環境に身を置くことで、会話の機会は飛躍的に増えます。

授業やアクティビティで積極的に発言する機会を作る

語学学校の授業やアクティビティは、英語をアウトプットするための絶好の機会です。
間違いを恐れずに、たとえ一言でも良いので発言することを心がけましょう。
分からないことがあれば「Could you say that again?」と聞き返したり、自分の意見を簡単な単語で述べたりするだけでも大きな一歩です。

小さな成功体験を積み重ねることで、人前で英語を話すことへの抵抗感が薄れ、自信を持ってコミュニケーションが取れるようになります。

ホストファミリーや友人に会話の練習相手になってもらう

日常生活の中に、英語学習の機会はたくさんあります。
ホストファミリーや親しくなった友人に、「自分の英語が間違っていたら教えてほしい」とお願いしてみましょう。
身近な存在である彼らは、きっと快く練習相手になってくれます。

授業で習った新しい表現を実際に使ってみたり、その日の出来事を話してみたりすることで、より実践的な会話力を養うことが可能です。
リラックスした環境での会話は、スピーキングの練習に最適です。

趣味や好きなことを通じて現地のコミュニティに参加する

語学学校の人間関係だけでなく、趣味やスポーツなどを通じて現地のコミュニティに参加するのも非常に有効な方法です。
サッカーチームに入ったり、地元のボランティア活動に参加したりと、共通の興味関心がある場では、自然な形でコミュニケーションが生まれます。
言葉が拙くても、好きなことを通じてであれば打ち解けやすく、学校では出会えないような現地の人々と交流する貴重な機会が得られます。

要注意!英語が話せないまま帰国する人の3つの共通点

せっかく留学したにもかかわらず、期待したほど英語力が伸びずに帰国してしまうケースも残念ながら存在します。
こうした人々には、いくつかの共通した行動パターンが見られます。

留学の効果を最大限に引き出し、「話せないまま終わった」という後悔をしないために、これらの共通点を反面教師として意識しておくことが重要です。
自分に当てはまる部分がないか確認し、留学中の行動を見直すきっかけにしましょう。

間違いを恐れてアウトプットしない受け身の姿勢

最も多い共通点が、間違いを恐れて英語を話す機会を自ら避けてしまうことです。
授業中に指されても黙ってしまったり、グループワークで聞き役に徹したりするなど、インプットばかりでアウトプットをしない姿勢では、スピーキング力は向上しません。
言語は実際に使ってみることで初めて定着します。

留学という絶好の環境を活かすためには、積極的に間違いながら学ぶという姿勢が不可欠です。

分からないことを放置して質問する習慣がない

授業の内容や友人との会話で分からない単語や表現が出てきても、その場で質問せずに「分かったふり」をして流してしまうのも、成長を妨げる要因です。
その場しのぎはできても、根本的な理解にはつながりません。
一つ一つの疑問を放置せず、すぐに質問したり後で調べたりする習慣をつけましょう。

疑問点を解消していく地道な作業こそが、着実な英語力アップの基礎を築きます。

日本語が通じる環境に安住し英語から逃げている

留学先でできた日本人の友人とばかり過ごし、生活のほとんどを日本語で完結させてしまうパターンです。
日本語が通じる環境は居心地が良いですが、それでは日本にいるのと変わりません。
困難な英語環境から逃げ、楽な道を選び続けることで、留学の目的である「英語漬けの生活」から遠ざかってしまいます。

意識的に英語を使わざるを得ない状況に自分を置く覚悟が、留学の成否を分けます。

英語力に自信がなくても安心できる留学先の選び方

留学の成功には、自分の英語レベルや性格に合った国・学校選びが極めて重要です。
特に英語力に自信がない初心者にとっては、学習に集中できる環境や、いざという時に頼れるサポート体制が整っている場所を選ぶことが、不安の軽減につながります。
ここでは、英語初心者でも安心して留学生活をスタートできる留学先の選び方のポイントを3つ紹介します。

自分に合った環境を見つけることで、より効果的に英語力を伸ばすことが可能です。

参照元:外務省 海外安全ホームページ|海外留学/海外修学旅行
https://www.anzen.mofa.go.jp/study/

マンツーマンレッスンが充実している国を選ぶ

グループレッスンで大勢の前で発言するのが苦手な人には、マンツーマンレッスンが中心の国がおすすめです。
特にフィリピン留学は、マンツーマンレッスンが主流でありながら費用が比較的安いことで知られています。
講師と1対1で話すため、自分のレベルに合わせて授業を進めてもらえ、発話量も圧倒的に多くなります。

他の生徒を気にすることなく、分からないことをすぐに質問できるため、短期間で集中的にスピーキング力を鍛えたい初心者に適しています。

h3:日本人スタッフのサポートが手厚い語学学校を探す
初めての海外生活では、英語の学習面だけでなく、病気やトラブルなど生活面での不安もつきものです。
そうした際に、日本語で相談できる日本人スタッフが常駐している語学学校を選ぶと、精神的な安心感が大きく異なります。

学習カリキュラムの相談から、現地での生活に関する細かな悩みまで、母国語でサポートしてもらえる環境は、特に留学初心者にとって心強い支えとなります。

比較的日本人の英語に慣れている国を検討する

ネイティブスピーカーの速い英語に聞き慣れていない初心者にとって、こちらの拙い英語を辛抱強く聞いてもらえない環境は、心が折れる原因になりかねません
その点、ハワイやカナダの一部都市、オーストラリアなど、日本人留学生や観光客が多く訪れる国や地域では、現地の人々が非ネイティブの英語に比較的慣れています。

こちらの言いたいことを汲み取ろうとしてくれる傾向があるため、コミュニケーションの心理的なハードルが低く、会話に挑戦しやすい環境と言えます。

英語が話せないと感じる人によくある質問

対象の文章が提示されていないようですが、最初にご提示いただいた「ここでは、英語が話せない状態での留学に関して、多くの人が抱く疑問について回答します。」のみを対象とする場合は、以下の通りとなります。

ここでは、英語が話せない状態での留学に関して、多くの人が抱く疑問について回答します。

英語力ゼロだけど留学した場合、どのくらいの期間で話せるようになりますか?

日本人が日常会話レベルの英語を習得するには、一般的に約666~740時間が必要とされています。これは、毎日2時間学習したとしても最低2年以上かかる計算です。ゼロから英語を習得するには約2,400〜3,000時間必要とされており、この時間には学校での英語学習時間は含まれていません。半年(約540時間)では基礎構築が重要であり、単語や文法の基礎がない状態で会話ばかりしようとすると、上達が難しい場合があります。

ただし、学習者の意欲や現地での過ごし方によって、習得のスピードは大きく異なります。

授業の内容が全く理解できなかったらどうすればいいですか?

まずは勇気を出して、担当の先生に直接相談することが最も重要です。
授業後などに「授業が難しすぎる」と伝えれば、補習をしてくれたり、より簡単なクラスへの変更を提案してくれたりします。
一人で抱え込まず、学校のカウンセラーやスタッフにも助けを求め、自分に合ったレベルで学習できる環境を整えましょう。

留学先で友達が一人もできなかった場合の対処法はありますか?

学校が主催するアクティビティや、地域のスポーツチーム、趣味のサークルなどに積極的に参加してみるのが有効です。
共通の話題や目的があれば、言葉の壁を越えて自然と会話が生まれます。
また、自分から笑顔で挨拶したり、クラスメイトに「一緒にランチしない?」と声をかけたりする小さな一歩も大切です。

まとめ

英語が話せない状態での留学は、不安が大きいかもしれませんが、決して不可能な挑戦ではありません。
重要なのは、出発前に中学レベルの英語を復習するなどの最低限の準備をすること、そして現地では間違いを恐れずに積極的にコミュニケーションを取る姿勢です。
多くの留学経験者が、最初は話せない状態からスタートし、日々の努力を重ねて英語力を向上させています。

適切な準備と前向きな心構えがあれば、留学は語学力だけでなく、人間的にも大きく成長できる貴重な経験となります。

 

この記事を書いた人
野口 和輝
U-GAKU(ユーガク)代表

2013年より留学領域に携わり、セブ島の語学学校支援を起点に活動。自身の留学経験(フィリピン/オーストラリア)と海外10カ国15都市の訪問経験、留学相談650件以上の知見をもとに、留学を検討する方へ「人生を変える留学」を提案しています。 2013年以降、拠点(セブ島/ニセコ/沖縄/徳島/塩尻 ほか)への現地訪問は少なくとも40回以上。現場で学習環境・生活導線・サポート体制を確認し、公式情報・施設/学校の公表情報とも照合しながら、記事内容の正確性と最新性の担保に取り組んでいます。NPO留学協会 正会員。