留学したい人
海外で看護師として働く方法や費用を知りたい!
こんな悩みにお答えします!
結論からお伝えすると、看護師がワーホリで海外で働くことは可能ですが、日本の資格がそのまま使えるわけではなく、一定の英語力や条件を満たす必要があります。この記事では、看護師ワーホリの方法・費用・おすすめの国まで詳しく解説します。
・看護師ワーホリとインターンシップ・留学との違い
・看護師ワーホリのメリットと注意点
・かかる費用とおすすめの国

看護師がワーキングホリデー(ワーホリ)制度を利用して海外で働く事例は多い傾向にあります。
ワーホリとは、協定を結んでいる国で最長1年間、働きながら滞在できる制度です。
しかし、日本の看護師資格をそのまま使えるわけではなく、一定の英語力や条件を満たす必要があります。
この記事では、看護師がワーホリで海外で働くための方法や留学との違い、メリット・注意点を解説します。
ワーホリ後のキャリアも見据え、必要な費用やおすすめの国(カナダなど)についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
海外で看護師として働く方法

日本の看護師経験を活かして海外で働く方法には複数の選択肢があります。主な方法としては、看護留学をして海外での就労を目指す、海外インターンシップに参加する、海外研修制度のある病院に勤務する、医療ボランティアとして看護職に就く、国際看護師として活躍するなど、様々な道が考えられます。自身の英語力やキャリアプランに合わせて最適なルートを選択することが重要となります。
まずは通常のワーホリや留学で英語力を身につける
海外の医療現場では、患者や同僚と円滑にコミュニケーションを取るための高い英語力が必須です。
そのため、英語力に自信がない場合は、まず語学留学や一般的なワーキングホリデーを利用して語学力を集中的に高めるのが着実なステップとなります。
ワーキングホリデービザには国ごとに年齢などの申請条件が定められているため、事前の確認が欠かせません。
カナダなど、働きながら実践的な英語を学べる環境が整っている国は多いです。
この期間を利用して現地の文化や生活に慣れながら、次のステップへの準備を進めることができます。
看護師ワーホリをしてアシスタントナースとして働く
アシスタントナースとは、正看護師や准看護師の指示のもと、患者の身の回りのケアやバイタルサインの測定補助などを行う看護助手を指します。
日本の看護師資格をそのまま海外で使うことはできませんが、看護経験を活かせるため、ワーキングホリデーを利用する多くの看護師がこの働き方を選びます。
業務には一定の英語力が必須であり、勤務先によって求められる語学レベルや労働条件は異なります。
一般的な飲食店などのアルバイトに比べて時給が高い傾向にあり、看護のキャリアを中断させずに海外経験を積める点が大きな魅力です。
看護留学をして正看護師として働く
海外で正看護師として働く道を選ぶ場合、その国が定める看護師資格の取得が必須となります。
例えばオーストラリアでは、現地の看護協会へ登録するために、IELTSなどで非常に高い英語力を証明することや、大学の看護学部を卒業して学士号を取得していることなどが条件です。
この条件を満たすためには、現地の大学やカレッジへ進学する「看護留学」が必要となり、ワーキングホリデーに比べて格段に長い時間と多くの費用がかかります。
海外での本格的なキャリア形成を目指す場合の、長期的な選択肢と言えるでしょう。
看護師ワーホリとインターンシップや留学との違い


看護師が海外で働く手段として、ワーキングホリデーの他に有給インターンシップや語学留学といった選択肢もあります。
これらは似ているようで、主に「仕事探しのプロセス」「仕事内容の専門性」「収入と費用のバランス」という3つの点で大きく異なります。
それぞれの制度のメリット・デメリットを正しく理解し、自身の目的や計画している予算に最も合った方法を選ぶことが、海外での経験を成功させる上で重要になります。
仕事探しから面接までの流れ
ワーキングホリデーを利用する場合、渡航先での仕事は原則として自分自身の力で探さなければなりません。
一方、医療系の有給インターンシッププログラムに参加すると、提携している学校やエージェントから勤務先を紹介され、面接のアレンジまでサポートしてもらえるケースがほとんどです。
これにより、自力で仕事を探す手間を省くことができます。
また、語学留学中にアルバイトをする場合は、自分で求人に応募するか、留学先の学校に設置されているキャリアセンターなどを通じて仕事を見つけるのが一般的な流れです。
勤務地と仕事内容の質
看護師ワーホリや医療系インターンシップでは、病院、クリニック、介護施設など、日本での看護や介護の経験を直接活かせる職場で働ける可能性が高いです。
仕事内容も食事介助、バイタル測定、体位交換といった、医療・介護に関連する専門的な業務が中心となります。
これに対して、語学留学中に許可される範囲でのアルバイトは、語学力や就労時間の制約から、飲食店や小売店での仕事になることが多いです。
海外で看護関連の実務経験を積むことを最優先に考えるなら、ワーキングホリデーやインターンシップが適しています。
収入とコストのバランス
看護師ワーホリは、インターンシップや留学と比較した場合、収入と費用のバランスが良い選択肢となる傾向があります。
例えばカナダでアシスタントナースとして働くと、語学留学中に就ける一般的なアルバイトよりも高い時給で収入を得られる可能性があります。
一方、留学は高額な学費が初期費用として必要です。
また、インターンシップもプログラム参加費用が発生することがあります。
ただし、これらの費用や収入は渡航先の国、地域、個人の働き方によって大きく変動するため、綿密な資金計画が不可欠です。
帰国後にも活かせる看護師ワーホリのメリット

看護師がワーキングホリデーを経験することには、キャリアと人生の両面で多くのメリットがあります。
単に海外で生活するだけでなく、現地の医療や介護の現場で働くことを通じて得られるスキルと経験は非常に価値が高いものです。
具体的には、実践的な医療英語力の向上、多様な文化に触れることによる国際感覚の習得、困難を乗り越えることで得られる人間的な成長、そして帰国後のキャリアの可能性が広がることなどが挙げられます。
英語力が向上する
海外の医療・介護現場で働くことで、日常会話のレベルを超えた、実践的で専門的な英語力が身につきます。
患者の症状を正確にヒアリングしたり、現地の医療スタッフと専門用語を使って連携したりする機会が多いため、特にリスニングとスピーキングの能力が飛躍的に向上します。
この経験を通じて習得した高度な英語力は、帰国後に外国人患者が多い病院で勤務する場合や、国際的な医療分野へキャリアチェンジを考える際に、他者にはない大きな強みとなります。
国際感覚を身につけられる
ワーキングホリデー制度を利用して海外の医療現場で研修やアシスタント業務を経験することは、多様な文化や価値観に直接触れる貴重な機会となります。特にカナダのような多民族国家では、さまざまな文化的背景を持つ患者や同僚と日常的に接するため、自然と国際感覚が養われるでしょう。異文化への深い理解と、それに基づいた柔軟な対応力は、グローバル化が進む現代の日本の医療現場においても高く評価されうるスキルです。将来の就職活動やキャリアアップにおいて、この経験が役立つ可能性は十分にあります。
人生においての良い経験となる
慣れない海外の環境での生活や仕事は、日々発生する課題を自力で解決していくプロセスそのものであり、大きな自己成長につながります。
日本での常識とは異なる文化や価値観に触れることで視野が広がり、物事を多角的に捉えるしなやかな思考力が身につきます。
海外で生活を成り立たせたという経験は、看護師としてのスキルアップだけでなく、人間的な深みを与えてくれる貴重な財産です。
ワーホリ後に日本で新しいキャリアを築く際も、この経験で得た自信が挑戦への大きな原動力となります。
ワーホリ後の将来の可能性が広がる
ワーキングホリデーの経験は、帰国後のキャリアや人生の選択肢に影響を与える可能性があります。例えば、語学力や国際感覚を養う機会となり、その後のキャリアを考える上で、より専門的な分野への関心や国際的な活動への意欲につながるケースも考えられます。
ワーキングホリデーの経験をきっかけに、就労ビザや永住権の取得を目指し、海外移住を検討するキャリアプランも選択肢の一つとなり得ます。国によっては、看護職などの特定の職種が永住権を取得しやすい制度を設けている場合もありますが、高い語学力や専門知識の習得、現地の国家試験への合格、各種審査など、容易ではない道のりを経る必要があります。
看護師ワーホリする際の注意点

看護師ワーホリには多くの魅力がありますが、計画を立てる前に理解しておくべき注意点もいくつか存在します。
最も重要なのは、日本の看護師資格が海外で直接通用するわけではないという点です。
その他にも、ワーキングホリデービザには年齢制限があること、現地で就ける職種が限られること、そして業務を遂行するために一定レベル以上の英語力が求められることなどが挙げられます。
これらの点を事前に把握しておくことが、後悔のないワーホリを実現するための第一歩です。
現地の看護師資格が必要
海外で「看護師」として採血や投薬などの医療行為を行うためには、原則としてその国が発行する看護師資格が必要です。
日本の看護師資格は、残念ながら海外ではそのまま通用しません。
国によって資格の移行や新規取得のプロセスは大きく異なり、例えばカナダでは現地の看護師試験に合格する必要があります。
オーストラリアやアメリカなどでは、海外の看護師資格を認定するための審査手続きがありますが、いずれも高いハードルが設けられています。
このため、ワーキングホリデーでは医療行為を伴わない看護助手としての就労が一般的です。
参考文献:Nursing and Midwifery Board of Australia|Internationally qualified nurses and midwives
https://www.nursingmidwiferyboard.gov.au/accreditation/iqnm.aspx
ワーホリビザの取得には年齢制限がある
ワーキングホリデーとは、二国間の協定に基づき、両国の若者が互いの国で文化交流をしながら一定期間の就労を許可される制度です。
そのため、ビザを申請できる対象者には年齢制限が設けられています。
ほとんどの協定国で、ビザ申請時の年齢が18歳以上30歳以下であることが条件となっています。
人気の渡航先であるカナダやオーストラリアなども同様です。
ビザの申請手続きには書類準備などで時間がかかることもあるため、渡航を検討している場合は、年齢に余裕を持って計画的に準備を進めることが大切です。
参考文献:外務省|ワーキング・ホリデー制度
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/working_h.html
働ける職種が限られている
ワーキングホリデービザで海外に滞在する場合、たとえ日本で豊富な経験を持つ看護師であっても、現地の正看護師として働くことは基本的に認められていません。
これは、ワーホリビザが医療行為を許可する就労資格ではないためです。
主な就労先は、アシスタントナース(看護助手)や介護士として、高齢者施設やクリニックなどが中心となります。
担当する業務内容も、身体介助や環境整備、バイタル測定の補助といった非侵襲的なケアに限定されます。
正看護師を目指すなら、ワーホリ後に就労ビザなど適切な在留資格へ切り替える必要があります。
ある程度の英語力が必要
海外の医療・介護現場で安全に働くためには、仕事内容に応じて実践的な英語力が求められる場合があります。患者の症状の訴えを正確に聞き取ったり、医師や同僚スタッフへ的確に情報を伝達したりと、人命に関わる現場ではコミュニケーションにおける誤解を避けることが重要です。
また、基本的な医療英単語の知識も、業務を円滑に進める上で役立つことがあります。渡航先でスムーズに仕事を見つけ、安心して業務を遂行するためには、日本にいるうちから英語学習に力を入れておくことが一つの鍵となるでしょう。
看護師ワーホリにかかる費用

看護師がワーキングホリデーで海外に滞在する際にかかる費用は、渡航先の国や滞在期間、現地でのライフスタイルによって大きく変動します。
あくまで目安ですが、1年間の滞在で必要となる費用の総額は、国によって異なります。例えば、オーストラリアでの1年間のワーキングホリデーには、約230万円程度の費用がかかる場合があります。
この費用には、ビザ申請料、往復航空券、海外旅行保険料、語学学校に通う場合の授業料、そして渡航後しばらく仕事が見つかるまでの生活費などが含まれます。
現地での収入も期待できますが、十分な初期費用を準備しておくことが重要です。
看護師ワーホリにおすすめの国

看護師がワーキングホリデー制度を利用して渡航を検討する際、特に人気が高く、魅力的な国として主に3カ国が挙げられます。
1つ目は、英語のアクセントが比較的少なく治安が良いことで選ばれる「カナダ」。
2つ目は、給与水準の高さが大きな魅力である「オーストラリア」。
そして3つ目が、自然豊かな環境で働きやすいと言われる「ニュージーランド」です。
ただし、ワーキングホリデービザのみで看護師として就労することは一般的に困難であり、現地の看護師資格が必須となる場合が多いことに留意が必要です。それぞれの国の医療事情や生活環境の特徴を比較し、自身の英語力やワーホリの目的に合った国を選ぶことが成功の鍵となります。
カナダ|英語力が向上しやすい

カナダは、公用語の英語になまりが少なく、発音が聞き取りやすいとされているため、語学力を向上させたい人にとって理想的な国の一つです。
アメリカやイギリスなど、多様な国の英語の影響を受けながらも、標準的でクリアな発音が特徴で、コミュニケーションが取りやすいでしょう。
また、カナダでは高齢化が進んでおり、一部の医療や介護分野で人材需要が高まる可能性があります。そのため、アシスタントナースや介護士としての仕事が見つけやすい点も、看護師にとって魅力となるでしょう。
オーストラリア|給与水準が高い
オーストラリアの最大の魅力の一つは、世界的に見ても高い給与水準です。
特に、オーストラリアの給料は日本より高い傾向があり、将来的な年収アップを目指したい人にとっても、看護師経験を活かして働ける点は大きな魅力です。最低賃金が日本よりも高く設定されているため、アシスタントナースとして働いた場合でも、生活費を十分に賄いながら貯蓄することも可能です。
また、看護経験者をアシスタントナースとして積極的に受け入れる土壌があり、求人を見つけやすい環境です。
ただし、現地の公的な資格や免許を持っていない場合は、担当できる業務内容が制限される可能性がありますので、応募の際には仕事内容をよく確認することが必要です。
ニュージーランド|無資格でも就職できる
ニュージーランドは、現地の看護関連資格がなくても、アシスタントナースや介護職として比較的就職しやすい国として知られています。
特に高齢者ケアの分野では常に人手を必要としており、日本の看護経験者にとっては挑戦しやすい環境です。
ただし、雇用主によっては独自のトレーニング修了を条件とする場合もあります。
まず海外での就労経験を積みたい人や、初期費用を抑えたい人におすすめの国と言えます。
カナダやオーストラリアの専門学校で資格を取得してからニュージーランドで就職するという、2カ国留学も人気の選択肢です。
看護師ワーホリで英語力も身につけよう!

看護師がワーキングホリデー制度を利用して海外で働く場合、アシスタントナースとして日本での看護経験を活かしながら働くのが現実的な方法です。
ワーホリとは、海外での仕事や生活を通じて、実践的な英語力と国際的な視野を養う絶好の機会です。
語学留学とは異なり、働きながら生活費を賄える点が大きなメリットですが、ビザ申請の年齢制限や、日本の看護師資格が直接は使えないといった注意点も存在します。
ワーホリ後のキャリアプランも見据え、カナダやオーストラリアなど、自分に合った国を選び、入念な情報収集と準備を進めることが求められます。
まとめ
看護師がワーホリで海外で働くことは十分に可能であり、キャリアの幅を広げる貴重な経験となります。
ただし、日本の看護師資格がそのまま使えるわけではないため、事前の英語学習や現地資格の取得準備が欠かせません。
費用面では渡航費や生活費に加えて語学学校や資格取得の費用も考慮する必要がありますが、現地で働きながら生活費を賄えるのがワーホリの大きなメリットです。
オーストラリアやカナダ、ニュージーランドなど看護師需要が高い国を選び、帰国後のキャリアも見据えた計画を立てて、充実したワーホリ生活を実現してください。

