フィリピン留学の入国審査の流れとeTravelの書き方|英語の質問対策も


 

留学したい人

フィリピンの入国審査って何を聞かれるの?
eTravelの登録方法や書き方を教えてほしい!

こんな悩みにお答えします!

結論からお伝えすると、フィリピン入国にはパスポート・航空券・eTravelのQRコードの3つが必須です。この記事では、eTravelの登録手順から入国審査での英語の質問対策まで、一連の流れを分かりやすく解説します。

この記事の内容
・フィリピン入国時に必須となる3つの書類
・eTravelの登録手順と書き方
・入国審査で聞かれる英語の質問と回答例
・入国時の持ち物制限と注意点

フィリピン留学や旅行を成功させるための最初の関門が、空港での入国手続きです。
特に、オンラインでの事前登録システム「eTravel」は、正しい書き方を理解していないと手続きに時間がかかる可能性があります。
この記事では、フィリピン入国の流れ、必須書類であるeTravelの登録方法、そして入国審査での英語の質問への対策まで、一連の手続きを分かりやすく解説します。

目次

フィリピン入国時に必須となる3つの書類・準備物

フィリピン入国時に必須の3つの書類・準備物

フィリピンへ入国する際には、事前に準備しておくべき重要な書類がいくつかあります。空港で慌てないよう、出発前に必ず手元にあるか、またはスマートフォンなどに保存されているかを確認してください。これらの準備を怠ると、最悪の場合、搭乗や入国を拒否される可能性もあります。
一般的に、観光目的の短期滞在であれば「有効なパスポート」「eTravelへの登録」「フィリピンを出国することが確認できる航空券」の3点が必要とされます。ただし、15歳未満の未成年者や特定のビザを持つ方など、状況によっては追加の書類が必要になる場合がありますので、ご自身の状況に合わせて事前に確認することをおすすめします。
在東京フィリピン共和国大使館|Visa-Free Entry for Temporary Visits
https://tokyo.philembassy.net/consular-section/services/visa/visa-free-entry-for-temporary-visits/

1. パスポート(残存有効期間6ヶ月以上を推奨)

フィリピン入国に必要なパスポート

フィリピン入国には、有効なパスポートが必須です。
公式な規定では「フィリピンでの滞在期間中、有効なパスポート」とされていますが、不測の事態に備えて、日本の外務省はパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あることを強く推奨しています。

航空会社によっては6ヶ月以上の残存期間を搭乗の条件としている場合もあるため、期間に余裕のあるパスポートを用意しましょう。

2. 30日以内に出国する航空券(Eチケット)

フィリピン出国用の航空券

日本のパスポートでビザなしでフィリピンに短期滞在する場合、30日以内にフィリピンから出国する航空券を所持していることが入国の条件です。
入国審査官や航空会社のカウンタースタッフから帰りのチケットの提示を求められるため、Eチケットの控えを印刷しておくか、スマートフォンですぐに表示できるよう準備しておきましょう。
30日を超える留学や滞在の場合でも、一度出国する航空券が必要です。

3. eTravelのQRコード(スマホに保存)

eTravelのQRコード

現在、フィリピン入国には、電子申告システム「eTravel」への事前登録が全員に義務付けられています
登録が完了すると発行されるQRコードは、入国審査時にパスポートと共に提示が必要です。

登録は無料であり、クレジットカード情報の入力などを求められることはありません。
登録後に表示されるQRコードをスクリーンショットなどでスマートフォンに保存し、オフラインでも表示できるようにしておきましょう。

【図解】フィリピン入国カードに代わるeTravelの登録手順と書き方

eTravelの登録手順フロー

eTravelは、以前の入国カード、税関申告書、健康申告書が一つにまとめられたオンラインシステムです。
初めて登録する際は難しく感じるかもしれませんが、手順通りに進めれば問題なく完了できます。
ここでは、アカウント作成からQRコード取得までの具体的な書き方を解説します。

eTravelとは?出発72時間前から登録可能な電子申告システム

eTravel電子申告システム

eTravelは、フィリピンへ渡航するすべての人が、出発前に個人情報、渡航情報、健康状態、税関申告などをオンラインで提出するためのシステムです。
登録はフィリピン到着の72時間前から可能となります。
それ以前は登録できないため、出発の3日前になったら忘れずに手続きを行いましょう。

登録を済ませておくと、到着後の手続きがスムーズになります。
参考文献:Philippine Travel Information System|eTravel
https://etravel.gov.ph/

【要注意】登録料は無料!偽の有料サイトに注意

eTravelの登録は完全に無料です。
しかし、検索エンジンで探すと、登録代行をうたい高額な手数料を請求する偽サイトや詐欺サイトが表示されることがあります。
公式サイトはフィリピン政府が運営しており、登録過程で支払い情報やクレジットカード番号を要求されることは一切ありません。

必ず公式サイトから手続きを行うよう注意してください。

ステップ1:アカウントを作成する

eTravel登録ステップ1:アカウント作成

まず、eTravelの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。
自身のメールアドレスを入力し、任意のパスワードを設定します。
登録したメールアドレスに認証コードが送られてくるので、それを入力してアカウントを有効化してください。

このアカウントは、今後フィリピンへ渡航する際にも利用できます。

ステップ2:個人情報と居住国を入力する

eTravel登録ステップ2:個人情報入力

次に、個人情報を入力します。
パスポートに記載されている通りに、氏名、生年月日、性別、国籍などを正確に入力してください。
また、連絡先電話番号、職業、日本の現住所(居住国)なども入力項目に含まれます。

家族と一緒に渡航する場合でも、登録は一人ひとり必要です。

ステップ3:渡航情報(便名・滞在先)を記入する

eTravel登録ステップ3:渡航情報記入

渡航に関する情報を入力します。
利用する航空会社の名前、搭乗便名、フィリピンへの到着日、出発国などを航空券の情報を見ながら正確に記入してください。
滞在先の情報として、留学先の学校名や寮の住所、もしくは滞在するホテル名と住所を入力します。

マニラやセブ島など、滞在する都市名も正しく選択しましょう。

ステップ4:健康状態に関する質問に回答する

健康状態に関する申告を行います。
過去30日以内に訪問した国があるか、また、気分が悪いなどの症状があるかといった質問に回答します。
これらの質問は、新型コロナウイルスの水際対策が緩和された後も、公衆衛生上のスクリーニング目的で継続されています。

正直に「はい」または「いいえ」で回答してください。

ステップ5:税関申告を行う

持ち込み品に関する税関申告を行います。
免税範囲を超える現金や物品、規制品の持ち込みがないかなどを確認する質問が表示されます。
ほとんどの留学生や観光客は「申告するものなし」に該当しますが、該当する物品を持ち込む場合は正直に申告する必要があります

虚偽の申告は罰金の対象となる可能性があります。

ステップ6:入力内容を確認しQRコードを取得・保存する

すべての入力が完了すると、内容の確認画面が表示されます。
誤りがないか最終チェックを行い、登録を完了させてください。
正常に登録が完了すると、緑色の背景にQRコードが表示されます。

この画面をスクリーンショットで撮影するか、PDFとしてダウンロードし、スマートフォンに保存しましょう。
専用のアプリはないため、画像として保存するのが確実です。

eTravelの登録内容を間違えた場合の修正方法

eTravelの登録内容を間違えてしまった場合、QRコードが発行される前であれば、前のページに戻って修正が可能です。
しかし、QRコードが発行された後に間違いに気づいた場合は、登録内容を直接編集する機能がありません。
その際の修正方法としては、再度最初から新しい情報で登録をやり直すのが最も確実な方法です。

フィリピン到着から入国完了までの4ステップ

フィリピン入国審査の流れ

フィリピンの空港に到着してから、実際に入国が完了するまでの流れを把握しておくと、現地で迷うことなくスムーズに行動できます。
特に乗り継ぎがある場合でも、最初の到着地で入国審査を受けるのが一般的です。

ここでは、飛行機を降りてから空港の到着ロビーに出るまでの具体的なステップを解説します。

ステップ1:飛行機を降りて入国審査カウンターへ向かう

飛行機がフィリピンの空港に到着したら、機内から降りて「Immigration(入国審査)」または「Arrivals(到着)」と書かれた案内表示に従って進みます。
通路を進んでいくと、広いホールに入国審査のカウンターが並んでいるのが見えてきます。
ここでパスポートとeTravelのQRコードを提示します。

ステップ2:審査官にパスポートとQRコードを提示する

入国審査カウンターでは、審査官にパスポートと、スマートフォンに保存したeTravelのQRコードを提示します。
審査官はQRコードをスキャンし、登録情報を確認します。
日本人の場合、簡単な質問で終わることがほとんどですが、滞在目的や期間などを聞かれることもあります。

落ち着いて、はっきりと答えましょう。

ステップ3:預け荷物(スーツケース)を受け取る

入国審査を通過したら、次に「BaggageClaim(手荷物受取所)」へ向かいます。
自分が乗ってきた便名が表示されているターンテーブル(ベルトコンベア)を探し、預けたスーツケースが出てくるのを待ちます。
荷物が出てきたら、自分のものかタグを確認してピックアップしましょう。

万が一、手荷物が出てこない場合は、近くの航空会社スタッフに申し出てください。

ステップ4:税関で申告物がないか最終チェックを受ける

荷物を受け取った後は、税関(Customs)へ進みます。現在、日本に入国する際は、全ての方に「携帯品・別送品申告書」の提出が義務付けられています。税関申告が必要な物品がない場合でも、この申告書を提出する必要があります申告物がある場合は、赤色のゲートで手続きを行い、申告書を提出します。 Visit Japan Webを利用して電子申告を済ませている場合でも、税関職員から質問を受けたり、検査を受けたりする場合があります。

フィリピン入国審査で英語で聞かれる頻出質問と回答例文集

フィリピンの入国審査はすべて英語で行われるため、事前にどのような質問をされるかを知っておくと、安心して対応できます。
聞かれる内容はパターン化されており、基本的な質問がほとんどです。
ここでは、よく聞かれる質問とその回答例をいくつか紹介します。

質問①:「What’s the purpose of your visit?」(渡航目的は?)

これは最も頻繁に聞かれる質問です。
渡航の目的を正直に、かつ簡潔に答えましょう。
留学の場合は「Study」、観光の場合は「Vacation」や「Sightseeing」と答えるのが一般的です。

曖昧な返事をすると追加の質問を受ける可能性があるため、目的を明確に伝えましょう。

質問②:「How long will you stay?」(滞在期間は?)

フィリピンにどれくらいの期間滞在する予定かを聞かれています。
出国用の航空券の日程と一致するように答えることが重要です。
Fortwoweeks.(2週間です)やForthreemonths.(3ヶ月です)のように、具体的な期間を伝えましょう。

滞在日数を尋ねられた場合はFor〇〇days.と答えます。

質問③:「Where will you be staying?」(滞在場所は?)

滞在先に関する質問です。
事前に宿泊するホテル名や、留学先の学校名を答えられるように準備しておきましょう。
「I’ll staying at [ホテル名].」や「At the dormitory of [学校名].」のように、具体的な場所を伝えるとスムーズです。

住所まで暗記する必要はありませんが、名称は正確に答えられるようにしておきましょう。

質問④:「What is your occupation?」(職業は?)

あなたの職業についての質問です。
学生の場合は「I’m a student.」、会社員の場合は「I’m an office worker.」のように、自身の職業を答えましょう。
特定の専門職に就いている場合は、その職種(例:Engineer、Nurseなど)を答えても問題ありません。

入国審査官に質問が聞き取れなかった時の対処法

入国審査官の英語が早口であったり、発音が聞き取りにくかったりすることもあります。
もし質問が聞き取れなかった場合は、焦らずに聞き返しましょう。
「Pardon?」や「Could you say that again, please?」のように丁寧に聞き返せば、もう一度ゆっくり言い直してくれます。

黙り込んだり、分かったふりをしたりするのは避けましょう。

フィリピン入国時の持ち物制限【タバコ・現金・電子タバコ】

フィリピンへ入国する際には、持ち込みが禁止されているものや、免税範囲が定められているものがあります。
法律で定められたルールを知らずに持ち込もうとすると、没収や罰金の対象となる可能性があります。
特にタバコ、現金、電子タバコについては、事前の確認が重要です

ここでは、主要な持ち込み制限について解説します。

持ち込みが禁止されている物品リスト

フィリピンでは、法律により持ち込みが固く禁止されている物品があります。
代表的な持ち込み禁止品は、麻薬や覚せい剤などの違法薬物、銃器や爆発物、わいせつ物、偽ブランド品、フィリピン政府の許可がない無線送受信機などです。

これらを所持していると、厳しい罰則が科せられます。

免税範囲を超える場合の申告が必要なもの(現金・タバコ・酒類)

免税で持ち込める範囲が定められている品目があります。これを超える量を持ち込む場合は、税関での申告と関税の支払いが必要です。主な免税範囲は以下の通りです。

現金:10,000USD相当額を超える外貨、または50,000フィリピンペソを超える現地通貨。
タバコ:紙巻きタバコ400本、または葉巻50本、または刻みタバコ250gまで(18歳以上)。
酒類:1リットル以下のボトル2本まで。

【注意】電子タバコ(VAPE)の持ち込みルール

電子タバコ(VAPE)のフィリピンへの持ち込みは禁止されています。 加熱式タバコ(IQOSやPloomなど)は持ち込みが認められていますが、空港や公共の場での使用は法律で禁止されており、違反すると罰金や機器の没収が科される可能性があります。また、地域によっては規制が異なる場合もあるため、渡航前に最新情報を確認し、現地のルールに従うことが重要です 紙巻きタバコの免税範囲は400本、葉巻は50本、刻みタバコは250gまでとされていますが、電子タバコや加熱式タバコには別途独自の基準が設けられている場合があるため、注意が必要です。

フィリピン留学で入国する際の特有の注意点

観光目的での渡航とは異なり、フィリピン留学で入国する際には、いくつか特有の注意点があります。
入国審査官から留学に関する質問をされる可能性を想定し、必要な書類を準備しておくことが大切です
また、留学に必要なビザや許可証の制度を正しく理解しておくことで、現地でのトラブルを未然に防げます。

海外旅行保険への加入も忘れないようにしましょう。

渡航目的を聞かれたら「Study」と明確に答える

入国審査で渡航目的を質問された際は、正直に「Study(勉強のため)」と答えましょう。
「Sightseeing(観光)」などと偽って答えると、後々トラブルの原因となる可能性があります。
審査官は渡航者の受け答えや所持品から目的を推測するため、正直に、そして堂々と答えることがスムーズな入国につながります。

入学許可証(LOA)をすぐに提示できるよう準備しておく

留学目的であることを証明するために、審査官から入学許可証(Letter of Acceptance / LOA)の提示を求められることがあります。
すぐに提示できるよう、印刷したものを手荷物に入れておくか、スマートフォンのファイルに保存しておくなど、すぐにアクセスできる状態にしておきましょう。
学校からの正式な書類があることで、留学の信憑性が高まります。

観光ビザでの入国とSSP(特別就学許可)について理解しておく

30日以内の滞在であれば、日本国籍者はビザなしでフィリピンに入国できます。
多くの留学生はこの制度を利用して、実質的な観光ビザでまず入国します。
ただし、フィリピンで合法的に就学するためには、滞在期間にかかわらずSSP(Special Study Permit/特別就学許可)という査証とは別の許可証を現地で取得する必要があります

この申請は通常、到着後に学校が代行して行います。

フィリピン 入国審査に関するよくある質問

eTravelの登録を忘れてしまったらどうなりますか?

空港で登録することも可能ですが、非常に時間がかかり、混雑の原因にもなるため事前登録が強く推奨されます。
空港のWi-Fiは不安定な場合もあり、スムーズに登録できない可能性があります。

以前使用されていた紙の出入国カードは廃止されており、eTravelへの登録は必須の手続きです。

帰りの航空券(捨てチケット)は本当に必要ですか?

はい、ビザなしでフィリピンに入国する場合、30日以内に出国する航空券の提示が法律で義務付けられています。
提示できない場合、航空会社から搭乗を拒否されたり、入国審査で入国を拒否されたりするリスクが非常に高いです。

そのため、復路の予定が未定でも、いわゆる「捨てチケット」と呼ばれる安価な出国用航空券を準備する必要があります

フィリピン入国の際、ワクチン接種証明書はまだ必要ですか?

いいえ、ワクチンに関する最新情報として、2023年7月22日をもって、フィリピン入国に関する新型コロナウイルス関連の水際対策はすべて撤廃されました。
そのため、現在ではワクチン接種証明書や、渡航前のPCR検査による陰性証明書の提示は一切不要です。

これは国籍やワクチンの接種状況にかかわらず、すべての渡航者に適用されます。

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まとめ

フィリピンへの入国手続きをスムーズに終えるためには、事前の準備が重要です。
特に、出発72時間前から登録可能な電子申告システム「eTravel」への正確な情報入力とQRコードの保存は必須となります。
また、入国審査でよく聞かれる英語の質問に対して、渡航目的や滞在期間などを簡潔に答えられるように準備しておくと、安心して審査に臨めます。

本記事で解説した流れと注意点を参考に、万全の態勢でフィリピン渡航に備えてください。